xIDとビリングシステムが業務提携 決済直結型デジタル郵便を提供へ
xID株式会社は、総合決済サービスプロバイダーのビリングシステム株式会社と業務提携し、デジタル郵便サービス「SmartPOST」と請求・収納DXサービス「Billing BOX‐ペーパーレス収納‐」を連携させた「決済直結型デジタル郵便」の提供を開始します。マイナンバーカードを用いた本人確認による通知と多様な決済手段を組み合わせ、公金や公共料金における収納のデジタル化を推進します。
業務提携の背景と社会課題
近年、フィッシング詐欺の巧妙化などに伴い、SMSやメールによる通知に対する消費者の警戒感が高まっています。xID株式会社のアンケート調査においても従来の通知手段への信頼低下が示されているほか、金融庁の監督指針などでも安全で確実な顧客への通知・認証手段の必要性が言及されています。
また、同社の調査によると、公金や公共料金の支払い忘れの多くは経済的な理由ではなく、通知の見落としや手続きの煩雑さといったユーザー体験の課題に起因していることが明らかになっています。こうした課題を解決するため、確実な本人確認を伴う安全な通知とシームレスな決済体験の連携が図られました。
決済直結型デジタル郵便の仕組み

本提携により、「SmartPOST」と「Billing BOX‐ペーパーレス収納‐」がシームレスに連携します。利用の流れは以下の通りです。
- ① デジタル郵便による確実な通知:ガス・電気等のライフライン事業者から、マイナンバーカードで本人確認済みの利用者へ、xIDアプリ内の「スマートポスト(デジタル郵便受け)」を通じて明細表・納付書をプッシュ通知します。
- ② ユニークURLの付与:通知のメッセージ内には、ユーザーごとの一意な支払い用URLが添付されます。
- ③ スマホ完結の多様な決済手段:URLをタップするとビリングシステムの決済画面に遷移し、PayBに加え、ビリングシステムのPayB HUBを通じて提供する各種スマートフォン決済アプリやコンビニ決済など多様な決済手段を利用することが可能です。
これにより、利用者は郵送物の開封やコンビニエンスストアなどへ足を運ぶことなく、通知の受領から支払いまでをスマートフォン上で完了できるようになります。
導入による利用者と事業者のメリット

本連携により、住民や利用者は口座振替やクレジットカードの登録手続き、毎月のコンビニエンスストアでの支払いといった手間がなくなり、手元のスマートフォン操作のみで支払いが完了します。
一方、ライフライン事業者や自治体にとっては、プッシュ通知による確実なリマインドと支払い動線の確保により未収納率の改善が期待できます。さらに、デジタル郵便(SmartPOST)への置き換えによって、現在でも決済全体の約30%を占めるとされる紙の払込票の印刷・郵送コストを大幅に削減できるとしています。

提携にあたり、xID株式会社の代表取締役CEOである日下光氏は、通知を受け取ったその場で安心して支払いまで完結できる体験を提供できるとし、より安全で便利な新しいスタンダードをつくっていきたい旨を述べています。また、ビリングシステム株式会社の取締役 営業本部長兼業務本部長である木幡徹氏は、生活インフラに関わる支払い体験を安全で便利なものにし、業務効率化と利用者のストレスのない支払い体験の実現に取り組む姿勢を示しています。
今後の展開
本連携ソリューションは、主に電気、ガス事業者などのライフライン事業者向けに展開されます。さらに、xID株式会社の業務資本提携先である東邦ガスとの連携も見据え、中部エリアの水道局をはじめとする全国の水道局(自治体)への導入を推進していく方針です。
会社概要
xID株式会社
- 所在地:東京都千代田区内幸町2丁目1-6 日比谷パークフロント19F
- 代表者:代表取締役社長 日下 光
- 設立日:2012年5月
- 事業内容:マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューションを展開
- コーポレートサイト:https://xid.inc/
ビリングシステム株式会社
- 事業内容:決済支援事業、送金支援事業、端末事業
- 公式サイト:https://www.billingsystem.co.jp/
本記事はxID株式会社の発表をもとに作成されています。
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