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中古マンションのこだわり条件、眺望や防犯が上昇し水回りは低下 LIFULL調査

不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」を運営する株式会社LIFULLは、首都圏の中古マンションを対象とした「こだわり条件」の選択割合に関する推移調査の結果を発表した。物件価格が高騰するなか、2025年から2026年にかけて購入検討者が重視する条件に変化が見られている。個人で変更できない立地や防犯などの条件が上昇した一方で、リノベーション等で変更可能な水回り設備の条件は低下する傾向が明らかになった。

眺望やセキュリティなどハード面の条件が大きく上昇

2025年から2026年にかけて選択割合の上昇幅が最も大きかった条件は「眺望が良い」で、4.7%から17.2%へと急増(+12.51pt)した。次いで「セキュリティ充実」が2.3%から9.2%へと上昇(+6.86pt)している。

防犯関連の条件では、ほかにも「24時間セキュリティ(+2.51pt)」や「防犯カメラ(+1.68pt)」が上位に並び、「ディンプルキー(1.25pt)」や「耐震構造(新耐震基準適合)(+1.15pt)」も上昇した。立地や利便性に関する項目では「最寄駅が始発駅(+2.17pt)」が4位に入ったほか、「ペット不可(+1.57pt)」と「ペット相談(+1.47pt)」の双方が上昇するなど、住環境の安全性や快適性に対する意識の高まりがみられる。

水回り設備の選択率は低下 リノベーション前提の動きも

一方で、選択割合の低下幅が大きかった項目には生活関連の設備が集中した。最も低下したのは「下水(-2.15pt)」で、続いて「温水洗浄便座(-1.90pt)」「洗面所独立(-1.83pt)」「バス・トイレ別(-1.65pt)」「シャワー付洗面化粧台(-1.61pt)」となった。

こうした水回り設備への選択率低下について同社では、中古マンションの価格高騰を背景に、価格を抑えた物件を購入したうえで後から自身でリノベーションを行う傾向が影響していると分析している。なお、2026年の選択率そのものを見ると「2階以上の物件(88.6%)」や「バルコニー(85.2%)」、「システムキッチン(73.3%)」、「エレベーター(70.5%)」などが上位を占めている。

専門家「セキュリティと居住快適性を重視する意向が鮮明」

LIFULL HOME’S総研フェローの中山登志朗氏は、2026年に大きく上昇した条件の共通点として「セキュリティ」「居住快適性&利便性」「ペットへの関心」の3つを挙げている。治安への不安を背景に高い防犯効果を持つマンションが選ばれているほか、長距離通勤を前提とした居住性の高さや、ペット飼育に関する意向が物件選びに影響を与えていると指摘する。

また、室内設備への関心が薄れている点については、近年の価格上昇による物件検索の郊外化・築古化に伴い、購入とフルリフォームがセットで考えられるケースが増えていることを要因として挙げている。

調査概要と会社概要

調査概要は以下の通り。

  • 対象物件:LIFULL HOME’Sに掲載された首都圏(1都3県)の30㎡以上70㎡未満の中古マンション
  • 抽出方法:問合せに至った物件に選択されていたこだわり条件の割合を算出
  • 対象期間:2025年1月~12月、2026年1月~9月

株式会社LIFULLの概要は以下の通り。

  • 社名:株式会社LIFULL
  • 本社:東京都千代田区
  • 代表取締役社長:伊東祐司
  • 証券コード:東証プライム:2120
  • 主なサービス:不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、情報サイト「健美家(けんびや)」など

本記事は株式会社LIFULLの発表をもとに作成。

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