霧島酒造 初のジンAKAKIRI GINを2026年11月以降に海外専用で発売へ
宮崎県都城市に本社を置く霧島酒造株式会社(代表取締役社長:江夏邦威)は、同社初のジンの試みとなるスピリッツ『AKAKIRI GIN(アカキリ ジン)』を、2026年11月以降順次、北米・欧州・アジアなどで海外専用商品として販売を開始します。

この商品は、本格芋焼酎「赤霧島」の減圧蒸留原酒にジュニパーベリーやクローブ、九州産の6種類のボタニカルを組み合わせたオリジナルのジャパニーズクラフトジンです。本格焼酎が持つ食中酒としての特長を受け継いでおり、日本食や日本文化を好む層やバー利用者などに新たな選択肢として提案されます。
本格芋焼酎をベースにした製法と味わい
ベーススピリッツには、ジンの香りと味わいにバランスをもたらす赤霧島の減圧蒸留原酒が採用されています。製造にあたっては、ベーススピリッツにボタニカルを漬け込むスティーピング法と、蒸留時の蒸気によって香味成分を抽出するバスケット法を組み合わせ、ボタニカルの個性を引き出しています。
ボタニカルには、ジュニパーベリーやクローブに加え、日向夏、金柑、ピパーチ、さつまいもの葉、緑茶、よもぎという九州産の6種類が使用されています。赤霧島のフルーティーな香りにボタニカルが合わさり、エッジがありながら複雑で調和のとれた味わいが特長となっており、カクテルのほかロックやストレートでも楽しめるとされています。
開発を担当した酒質開発本部 研究開発部 係長 仲村 憲治は、「赤霧島の減圧蒸留原酒と日向夏・金柑の組み合わせには、絶対に残したいと言い切れるポテンシャルを感じました」と述べ、試行錯誤を経て納得のいく試作品ができるまでに3年を要したと振り返っています。
海外市場へのアプローチと開発の背景

霧島酒造は現在、約25の国と地域に向けて本格焼酎ベースのスピリッツを含む本格焼酎を輸出しており、2019年度の海外事業本部設立以来、海外へ向けた魅力発信に取り組んできました。近年は和食のユネスコ無形文化遺産登録を機に日本の食文化への注目が集まる一方、海外での焼酎の認知度は依然として低い状況にあります。

これに対し、海外で親しまれているジンはプレミアム志向の高まりとともに市場規模の拡大が見込まれており、原料の自由度や表現できる味わいの幅広さが特徴です。同社は焼酎造りの技術を結集し、紫芋「紫優(ムラサキマサリ)」を原料とする2003年発売の本格芋焼酎「赤霧島」をベースとした新たな商品の開発に至りました。


おすすめの飲み方としては、トニックウォーターと炭酸水で割る「ジンソニック」が挙げられています。トールグラスいっぱいに氷を入れ、AKAKIRI GIN、トニックウォーター、炭酸水を1:2:2の割合で注いで軽くかき混ぜるスタイルで、好みで桜の葉の塩漬けやカリカリ梅、リンゴ酢を加える飲み方も紹介されています。食との相性も受け継がれており、塩味や酸味の効いた料理や、スパイシーな肉・魚料理など和洋の料理に合わせることが可能です。


パッケージは黒いボトルに、躍動感のある漢字の「赤」と日の丸を思わせる円をあしらったブルーシルバーのラベルデザインです。右端には九州産のボタニカル6つがアイコンで表示され、シンボルの霧島連山とともに地元九州へのこだわりを伝える仕様となっています。
商品および会社の概要

発売に合わせて商品の特長やペアリングなどを紹介するブランドサイト(https://www.kirishima.co.jp/brand/akakiri-gin/)も公開されます。
商品の仕様は以下の通りです。
- 商品名:AKAKIRI GIN
- 品目:スピリッツ
- 原材料名:本格焼酎(国内製造)
- アルコール分:47%
- 容量 / 容器:700ml / 瓶
- 輸出開始予定:2026年11月より順次(輸出時期は輸出先によって異なります)
- 販売エリア:日本国外
霧島酒造株式会社の概要は以下の通りです。
- 本社:宮崎県都城市下川東4丁目28号1番
- 創業:1916年5月(現:霧島ホールディングス株式会社)
- 設立:2014年3月(持株会社制移行に伴い、2015年4月1日に社名変更)
- 代表者:代表取締役社長 江夏 邦威
- 資本金:300万円(2026年4月時点)(霧島酒造株式会社のみ。親会社の霧島ホールディングス株式会社は4,439万円)
- 売上高:530億3,790万円(2026年3月期決算)
- 従業員数:624名(正社員のみ)(2026年4月時点)
- 企業サイト:https://www.kirishima.co.jp/

本記事は霧島酒造株式会社の発表をもとに作成しています。
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