ガザで子ども4人死亡 ユニセフの支援物資倉庫や給水施設も被害
パレスチナ・ガザ地区で過去5日間に、少なくとも4人の子どもが死亡し、多くの子どもが負傷したことがユニセフ(国連児童基金)の報告で明らかになりました。また、攻撃によってユニセフの栄養支援物資を保管していた倉庫が破壊されたほか、支援対象の給水施設も深刻な被害を受けています。これにより、子どもや家族の生活を支える不可欠なサービスへのアクセスがさらに困難になっています。
攻撃により子どもの死傷が相次ぐ
死亡が報告された子ども4人の内訳は、それぞれ別の攻撃で命を落とした2歳と4歳の男児、テント滞在時に地上攻撃を受けた10歳の女児、過去の攻撃による重傷で亡くなった16歳の男児です。

さらに2026年8月25日には、8歳、10歳、17歳の子ども3人が実弾による銃撃を受け、11歳の子ども2人が攻撃後の破片によって今後の人生に影響を及ぼす傷害を負ったと報告されています。
栄養支援物資の倉庫と給水施設に被害
2026年8月25日には、77万米ドル相当を超えるユニセフの栄養支援物資を保管していた倉庫が、付近への攻撃によって破壊されました。この物資は、生後6~23カ月の脆弱な立場にある子ども4万500人超と、妊婦および授乳中の女性4,900人を支援するために用意されていたものです。
前日の8月24日には、デルバラハにあるユニセフ支援の井戸および海水淡水化施設が近隣への攻撃で深刻な被害を受けました。この施設は約2,000人の子どもを含む4,000人以上に安全な飲料水を供給していました。施設が稼働停止している間、ユニセフとパートナーは影響を受けた家族に対し、給水車による緊急の水供給支援を行っています。
猛暑の中で深刻化する水不足
ガザ地区では給水や衛生を支えるインフラの70%が損傷しており、住民の63%が1人1日当たり6リットルの飲料水すら確保できない状況にあります。特に夏の暑い時期において、安全で十分な水へのアクセス確保が課題となっています。
ユニセフ中東・北アフリカ事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデル氏は、命が失われることに加え、重要な支援物資や不可欠なサービスへの被害が、生き延びるために必死に耐えている子どもと家族の苦しみをさらに深刻にしていると指摘しています。
国際人道法の遵守と民間インフラの保護を要求
ユニセフは、子どもの命と権利の保護を含む国際人道法および国際人権法の完全な遵守を求めています。あわせて、民間インフラや不可欠なサービスの保護、迅速かつ安全で妨げのない人道アクセスの確保を強く訴えています。
本記事は日本ユニセフ協会の発表をもとに作成。
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