積水化学、第11回全国小水力発電大会in山形に出展へ 水圧管路製品を提案
積水化学工業株式会社の環境・ライフラインカンパニーは、2026年10月29日(木)~30日(金)に開催される第11回全国小水力発電大会in山形に出展します。同カンパニーはプレジデントを平居 義幸氏、積水化学工業株式会社の代表取締役社長を清水 郁輔氏が務めています。会場では、ローカルエネルギーの生産実現に貢献する水圧管路システムとして「エスロンRCP」や「FTR-3D曲管」を提案する予定です。


背景とエスロンRCPの特長

世界の再生可能エネルギーによる発電量のおよそ80%は水力発電と言われており、水資源が豊富な日本でも環境負荷の少ないクリーンエネルギーとして古くから利用されてきました。日本国内ではこれまで、採算性の高い大規模かつ設置コストの安い場所を中心に発電所建設が進められてきましたが、2012年7月に開始した再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、比較的小規模な小水力発電でも採算が取れやすくなっています。さらに関係省庁による支援策や規制緩和も進み、開発が活発化しています。

日本には40万kmを超える農業用水があり、落差の大きな地形特性を利用した小水力発電が注目されています。ダムや河川等から発電所をつなぐ導水管路や水圧管路には各種管材が用いられますが、積水化学工業株式会社の強化プラスチック複合管「エスロンRCP」(一般名称:FRPM管)は水理性・施工性・経済性等に優れ、採用実績を伸ばしています。鉄鋼系管路と比較した場合、同じ口径であれば摩擦損失水頭は約2/3となり、同じ摩擦損失水頭であれば口径を1サイズ縮径することが可能です。

損失を抑えるFTR-3D曲管の展開
水圧管路において高いエネルギー利用効率を得るためには、曲り部における流速の維持が重要とされています。積水化学工業株式会社はこの曲り部分に着目し、小水力発電用水圧管路に適用される「FTR-3D(サンディー)曲管」の販売を2017年に開始し、2022年には口径900にまで品揃えを拡大しました。3D(サンディー)とは曲率半径(R)が管路内径(D)の3倍以上であることを意味します。
同製品は、曲率半径3D以上の緩やかで屈曲部の無いスムーズな曲りにより高い発電効率を発揮します。また、継手部にはFRPM管と同じ伸縮・可とう性に優れたゴム輪を使用しているため、水密性や耐震性に優れています。従来の継手では屈曲部によるエネルギー損失や破損防止目的のコンクリート防護が必要でしたが、独自のFRP成形技術で屈曲部のない完全なスムーズ形状を実現したことでコンクリート防護が不要となり、施工性向上と工期短縮が図れます。
大会概要
第11回全国小水力発電大会in山形の開催概要は以下の通りです。
- 日程:2026年10月29日(木) 〜10月30日(金)
- 場所:山形国際交流プラザ(山形ビッグウイング)〒990-0076 山形市平久保100番地
- 資料代:1,000円 (特別招待券をお持ちの方は無料)
- 主催:山形県小水力利用推進協議会・全国小水力利用推進協議会
- 後援:総務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、環境省、山形県、山形市、一般財団法人新エネルギー財団、一般社団法人ターボ機械協会 、特定非営利活動法人日本水フォーラム、公益社団法人日本技術士会東北本部山形県支部
- 大会URL:https://j-water.org/taikai/
本記事は積水化学工業株式会社の発表をもとに作成しました。
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