ニューラルポート、NVIDIA Inception Programに参画
京都府京都市に本社を置く株式会社ニューラルポートは、スタートアップの成長を支援する「NVIDIA Inception Program」のメンバー企業として参画した。同社は脳科学とテクノロジーを融合した次世代ヒューマンテクノロジーの研究開発を手がけており、プログラムへの参加を通じてAI開発に関する技術リソースやトレーニングなどを活用する。独自の視線・瞳孔データを基盤とした脳疲労の推定・予測技術の高度化と、次世代「Brain AI」の研究開発を加速させる考えだ。
NVIDIA Inception Program参画の背景と狙い
NVIDIA Inceptionは、AIを活用して革新的な技術やサービスの開発に取り組むスタートアップ企業を支援するプログラムである。メンバー企業には、技術トレーニング、開発リソース、対象製品・サービスに関する特典、事業成長を支援するネットワークへのアクセスなどが提供される。

ニューラルポートは「Brain First. Human Forward.」を掲げ、脳科学とテクノロジーを融合した研究開発を行っている。同プログラムのメンバーシップを活用することで、AI開発に関する技術リソースやトレーニング、グローバルなエコシステムを生かし、脳科学とAIを融合した独自技術の研究開発とグローバル展開を推進するとしている。
VR脳疲労測定システムZEN EYE Proの展開
ニューラルポートが独自に研究開発した「ZEN EYE Pro」は、視線計測技術とVRを組み合わせた脳疲労測定システムだ。VRヘッドセットを装着し、約1分間、仮想空間に表示される画像を見るだけで視線の動きや瞳孔反応などの生体情報を取得・解析し、従来は主観的な感覚に頼りがちだった脳疲労を数値として可視化する。
主な活用領域として、以下の分野が挙げられている。
- スポーツ:練習や試合の前後に脳疲労を測定し、選手のコンディションを継続的にモニタリングすることで、トレーニング負荷や休息の最適化、パフォーマンス低下の早期把握などへの活用を進める。
- 従業員ウェルネス:知的労働者やエッセンシャルワーカーを対象に疲労の蓄積を客観的に把握し、適切な休息やコンディショニングを促すことで、健康経営と生産性向上を支援する。
- リテール:商業施設や店舗、プロモーションイベントなどで体験型コンテンツを提供し、リラクゼーションやウェルネス関連商品の体験前後の変化を数値化して体験価値の可視化を目指す。

同社は今後も幅広い領域でZEN EYE Proの社会実装を進め、脳の状態を測ることが当たり前になる社会の実現を目指すとしている。
代表取締役の島藤安奈氏によるコメント
代表取締役の島藤安奈氏は、AI技術が急速に進化する現代だからこそ人間の脳そのものに目を向ける必要があると指摘している。同プログラムへの参画について歓迎の意を示すとともに、脳科学とテクノロジーの融合によって人間の認知状態を可視化し、一人ひとりが本来持つ能力を最大限に発揮できる社会を目指してきたと述べている。
株式会社ニューラルポートの概要
- 社名:株式会社ニューラルポート
- 所在地:京都府京都市下京区中堂寺粟田町93
- 代表:代表取締役 島藤安奈
- 設立:2020年9月
- 資本金:48,700,000円
- ホームページ:https://neuralport.io
- 事業内容:視線計測技術を活用した脳疲労測定システム「ZEN EYE Pro」の研究開発、ZONEトレーニングポット「ZONE-Z」の研究開発
本記事は株式会社ニューラルポートの発表をもとに作成しています。
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