DripSquareがフィリピンで抹茶の対面商談 5日間で40件以上を実施
日本産食品(抹茶)の輸出事業を手がける株式会社DripSquareは、2026年10月3日から7日まで、フィリピン・マニラで現地のカフェ事業者やバイヤーと対面での商談を実施した。同社によるフィリピンへの渡航は6月に続いて今年2度目で、海外出張の回数を増やしながら直接対話する機会を設けている。産地や等級により品質と価格帯の幅が広く判断が難しいとされる抹茶について、現地で実物を試してもらったうえで品種を決めるアプローチを進めている。


渡航前の枠公開により5日間で40件以上の商談を実施

同社は渡航前に、現地のカフェ事業者やバイヤーへメッセージアプリで案内を送り、オンラインの予約ページから現地時間で商談枠を選べる仕組みを用意した。無料の試飲や滞在期間中に限った価格条件も提示して訪問の希望を募った結果、5日間で40件以上の商談を実施した。
商談のうち半数以上は新たに関心を示した事業者との初めての機会となった。また既存の取引先についても、担当者を訪ねて使用状況や次の発注計画を確認している。

現地で茶器を用い点てて飲み比べる提案手法
商談にはサンプルとバルクの抹茶に加え、茶筅、茶漉し、はかりといった茶器を持ち込み、その場で点てて飲み比べてもらう形式をとった。用途が飲料か製菓か、ミルクと合わせるかによって適した抹茶が異なるため、実際に味を確認したうえで品種を絞り込んでいる。

フィリピンではオーツミルクと合わせる抹茶ラテが広く定着しており、現地の店舗で実際に使われている素材と合わせて試すことで提案品種の判断を行いやすくしている。ミルクと抹茶の比率や湯の温度はカフェごとに微妙に異なることから、作り方を細かく聞き取り、同社の知識やアドバイスも組み入れながら提案を進めている。
静岡での農園ツアーなど産地へ招く取り組みも継続
同社は現地への訪問に加え、海外のバイヤーを日本の茶産地に招く取り組みも行っている。10月22日には静岡で農園ツアーを開催し、フィリピンの取引先を含む複数の国のバイヤーを受け入れた。出張で対面した相手と産地や生産者の前で再度話す機会を設けることで、品種や等級の違いを背景から理解してもらう狙いがある。
同社のフィリピン国内の取引先は60社以上、出荷先は現在80カ国以上に及ぶ。取り扱う抹茶は30種類以上で、用途や産地、価格帯から比較できるwebカタログ(https://matcha-otaku.com/catalog/)を公開している。これまでも台湾、ナイジェリア、エジプト、米国などへ渡航を重ねており、今後も現地に出向いて直接話す機会を増やしながら、日本各地の生産者と連携して日本産食品を海外市場へ届ける取り組みを継続するとしている。
株式会社DripSquareの概要
- 所在地:東京都渋谷区神宮前1-11-11 グリーンファンタジアビル703
- 代表者:横田 英里
- 事業内容:日本産食品の輸出及び周辺業務支援、webカタログ(https://matcha-otaku.com/catalog/)の運営
- URL:https://dripsquare.jp/
本記事は株式会社DripSquareの発表をもとに作成。

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