次代の農と食をつくる会 有機JAS認証の取得補助とオンライン相談会の受付を開始
一般社団法人 次代の農と食をつくる会は、農林水産省 令和8年度有機農業推進総合対策事業における「有機JAS認証」取得に向けた費用の補助を開始した。新たに有機農業に取り組む農業者を対象に、講習会受講料や初回のほ場実地検査費用を支援する。あわせて、現役の生産者が就農前後の相談に応じる「有機農業はじめの一歩 オンライン相談会」の参加者募集も行っている。

有機JAS認証の取得費用を支援
新たに有機農業に取り組む農業者にとって、開始段階で有機JAS認証を取得することは経営における販売の多角化や安定性確保に役立つものの、指導体制が少ないなど認証取得のハードルが高い現状がある。このため同会では、有機JAS講習会の受講料や初回のほ場実地検査の検査料を支援する機会を提供する。
補助額は講習会受講料が最大30,000円まで、有機JASほ場実地検査費用が最大90,000円までで、いずれか一方または両方の申請が可能となっている。
なお、農業者向けの支援のほか、国産有機加工食品の加工・流通に新たに取り組む事業者を対象とした支援メニューも設けられている。補助対象となる取組や補助上限額が異なるため、詳細はウェブサイトの実施要領で確認する必要がある。
補助対象の要件と申請手続き
補助金の対象となるのは、次の4つの要件全てに当てはまる農業者となる。
- 営農の一部若しくは全部において国際水準の有機農業に取り組んで5年以内である、又は今後取り組むことを予定していること。
- 過去に有機JASほ場実地検査を受けていないこと。
- 本事業期間中又は終了後、有機JAS認証を取得し、継続する意向があること。
- 弊社が行うアンケート調査や事業実施年度の翌年度以降に行う有機JAS認証取得状況調査に協力すること。
受付期間は2026年12月18日(金)締め切りとなっている。申請内容の審査に時間がかかる場合があるほか、予算の範囲を超える申請があった時点ですぐに受付が終了するため、同会では早めの申し込みを促している。
講習会受講やほ場実地検査の日程が2026年12月18日(金)以降であっても申請可能だが、補助金の支払いに必要な「補助金実績報告兼補助金支払請求書」の提出期限は2027年2月26日(金)17時 期日内必着となる。申請は、必要書類を一般社団法人次代の農と食をつくる会(info@jidainokai.com)へ提出して行う。
有機農業はじめの一歩 オンライン相談会を開催
有機農業現場の実情や技術に詳しい専門家が就農前後の悩みに答える「有機農業はじめの一歩 オンライン相談会」が実施される。
日時は2026年9月より全12回開催予定で、各回20時〜22時予定。会場はズームを使用予定のオンラインで、各回4名まで(ひとり30分/非公開)の定員制、参加費は無料。対象者は、有機農業での新規就農を考えている方、新規就農された方、有機への転換参入を検討している方、転換参入された方となっている。
決定している開催日程は以下の通りで、応募は定員に達し次第終了する。全12回開催予定のうち、第9回以降は順次募集開始を予定している。
- 第5回 2026年11月11日(水)
- 第6回 2026年11月25日(水)
- 第7回 2026年12月8日(火)
- 第8回 2026年12月22日(火)
申し込みは専用フォームから受け付けている。 新規就農(または有機転換)予定の方:https://forms.gle/UwTeTiYAMHRpfFyQ6 就農済み(または有機転換済み)5年以内の方:https://forms.gle/2RtFq7wUuUqnqqF67
相談員を務める4名の現役有機農家
相談員として、以下の4名の現役有機農家が参加する。全12回の開催日程ごとに4名のうち2名がペアを組んで担当し、開催日ごとの具体的な担当者指定・指名は受け付けていない。
- 千葉 康伸(株式会社 農楽):土佐自然塾、山下農園で2年間研修したのち、神奈川県愛甲郡愛川町で新規就農。「五感を研ぎ澄まして、畑で自分の感性に焼き付けること」という山下一穂氏からの教えを実践する。野菜類を約50品目栽培し、県内の生協・イオン・ビオセボン、小田原市内のレストランへの販売が主。有機農業参入促進協議会代表、アグリイノベーション大学校専任講師、丹波市立農の学校特別顧問を務め、2018年より一般社団法人 次代の農と食をつくる会代表理事。
- 高谷 裕一郎(五段農園):岐阜県白川町で営農するほか、完熟堆肥の専門家としてコンサルティング活動や学校の主催、堆肥づくりプロジェクトによる地域資源循環の実践と啓蒙、有機培養土の全国販売などを手掛ける。奈良県天理市では堆肥づくりの指導を実施。
- 森 昭暢(安芸の山里農園 はなあふ):東広島市の中山間地で2011年から少量多品目栽培を実施。土壌医として広島土壌医の会 会長をつとめ、未来につながる持続可能な農業推進コンクールで農林水産省農産局長賞を受賞。
- 松本 直之(松本自然農園・株式会社ノーティスト・農Tube委員会):愛知県豊田市で少量多品目栽培に取り組むほか、2023年に野菜の収穫サブスク農園モデル「はたけビュッフェ」をリリース。農業YouTuberとしてYouTube動画での情報配信も行う。
本事業に関する問い合わせは、一般社団法人次代の農と食をつくる会事務局(TEL: 050-8893-0159 平日10:00-18:00、MAIL: info@jidainokai.com)で受け付けている。
本記事は一般社団法人 次代の農と食をつくる会の発表をもとに作成。
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