GENSHI AIが新MVVを制定 医療をAIで救うを掲げ第2期の重点領域へ
東京都千代田区に本社を置く株式会社GENSHI AIは、創業第1期の終了にあたり、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を新たに制定しました。ミッションとして「医療を、AIで救う。」を掲げ、2035年に目指すべき姿と4つの価値観を策定し、第2期以降の迅速な意思決定と行動規範を定めています。あわせて、代表取締役の長嶋 大地による所信表明も公開されました。
新たに制定されたミッション・ビジョンと4つの価値観

同社はミッションとして「医療を、AIで救う。」を掲げ、現場の業務フローへ的確にAIを実装することで、医療者が患者と向き合う本来の時間を取り戻すことを目指しています。
ミッションの実現に向けて今後10年以内(2035年まで)に達成を目指す「ビジョン2035」には、「医療にAIが当たり前に実装され、現場の負担軽減と社会保障費増大という日本の構造的課題を解決する。」を設定しました。単なる概念実証(PoC)にとどまらず、現場で日常的に利用され、医療制度の枠組みのなかで評価される地点までを一貫したゴールとしています。
あわせて定められた4つの価値観は以下の通りです。

- 1. Be crazy. 狂気的であれ。
- 2. Move fast. 最速で動け。
- 3. Build safely. 安全を、最初からつくり込め。
- 4. Make it real. 現場で、結果を出せ。
なお社名である「GENSHI」には、複雑な事務作業を削ぎ落として医療の本質を取り戻す「原子(Atom)」と、既存の慣習にとらわれずゼロベースで再構築する「原始(Primitive)」の2つの想いが込められているとしています。
第1期の実績と第2期に向けた3つの重点テーマ
同社は第1期において、医療現場の課題を起点に以下のプロダクトを開発し、医療機関へ提供してきました。
- MedLocal:患者情報を院外に出さずセキュアに活用できる、医療機関向け閉域LLM基盤
- CHUBEN:医師の迅速な意思決定を支えるエビデンス検索システム
- GENSHI Voice:高度な医療専門用語にも高精度に対応する音声認識ソリューション
- RoundTrace:訪問診療チームの円滑な情報連携を支える医療者専用チャットツール

現場導入を通じて得られた知見を踏まえ、第2期ではMVVを行動の起点とし、以下の3点に注力する方針です。

- 現場への確実な実装:PoCで終わらせず、日々の実業務オペレーションに定着するまで作り切る
- 医療制度・レギュレーションへの適合:「3省2ガイドライン」への準拠や診療報酬要件への適合を、プロダクト設計の必須前提に据える
- 医療機関との共同開発(Forward Deployed Engineering):エンジニアが現場に深く入り込み、現場で作り、現場で検証・運用を回す体制を徹底する
代表取締役 長嶋 大地による所信表明

代表取締役の長嶋 大地は所信表明において、立ち上げ当初から「医療の現場で、真に使われるAIをつくる」という覚悟を持っていたと述べています。
第1期の実践を通じて見えてきた導入の障壁について、モデルの性能差だけでなく、日々の運用フローへの組み込みや医療安全上の責任の所在、費用対効果の納得感といった運用と制度のギャップにあると指摘しました。第2期に向けて長嶋氏は、「病院へ、診療所へ足を運び、そこで起きている真実を直視し、つくり、実装する。しっかりと現場とともに走り続けられる組織であり続けます」とコメントしています。
株式会社GENSHI AIについて
株式会社GENSHI AIは、医師とエンジニアが一体となり、臨床現場で役立つAIを開発する医療AIスタートアップです。東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)が運営する創業成長支援プログラム「1stRound」第15回支援先に採択されているほか、NVIDIA Inceptionプログラムのメンバーとなっています。
- 会社名:株式会社GENSHI AI(GENSHI AI Inc.)
- 代表者:代表取締役 長嶋 大地
- 所在地:〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16 ヤマトビル405
- 設立:2025年11月
- URL:https://genshi.ai
本記事は株式会社GENSHI AIの発表をもとに作成されています。
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