ENDHAVINGが英語坐禅会を開催へ 仏教特化のリアルタイム通訳を実証
ENDHAVING株式会社は、2026年11月23日(月・祝)に神奈川県横須賀市の満昌寺、11月27日(金)に東京都昭島市の広福寺で、英語で坐禅を体験できる「英語坐禅会(Zen Meditation in English)」を開催する。同社が開発中の坐禅会特化型リアルタイム通訳サービス『ONE by ENDHAVING』を活用し、僧侶の法話を英語へライブ通訳する実証実験となる。訪日客の地方分散や夜間・体験型コンテンツの充実が課題となるなか、寺院が通訳者を手配せずに外国人客を迎えられるかを検証する。
仏教特化のリアルタイム通訳エンジンを活用
今回の実証で用いられる『ONE by ENDHAVING』(ONE)は、坐禅や仏教特有の表現・言い回しに対応する仏教特化の通訳エンジンである。
僧侶は普段どおり日本語で話し、参加者は手持ちのスマートフォンとイヤホンで英語音声を受信する。質疑応答も英語で行え、双方向に通訳される仕組みとなっている。静けさや「間」が重視される坐禅の場に合わせた運用を検証し、寺院側の言語対応負担を抑えながら外国人向けプログラムを継続提供できる可能性を探る。
訪日客の受け入れ課題と実証の背景
日本政府観光局(JNTO)によると、2026年1〜6月の訪日外客数は累計約2,108万人となり、2年連続で上半期2,100万人を超えた。6月には米国、英国、フランス、イタリア、スペイン、豪州など15市場で6月として過去最高を記録している。
訪日客の関心が文化や精神性の体験へ広がる一方、地域の寺院では外国語対応の人材や時間の不足、通訳手配や多言語資料整備の負担が課題となっている。従来の坐禅体験は日本語中心が多く、法話や対話といった仏道の本質に触れる機会が限られ、滞在価値や消費につながりにくい状況があった。
実証で検証する項目と今後の展開
実証では以下の4点が検証される。
- 坐禅の場で、通訳が自然に言葉の壁を越えられるか
- 訪日客が「法話・対話」に価値を感じ、対価を払う意向があるか
- 寺院側の運営負担はどの程度軽減されるか
- 定番観光地ではない地域で、集客・満足度が成立するか
同社は参加者アンケートと寺院へのヒアリングをもとにサービスを改良し、今後は全国の寺院、自治体、観光協会、体験型ツアー事業者との連携を目指す。あわせて英語以外の言語への対応も進めるとしている。
英語坐禅会の開催概要
開催概要は以下の通り。
横須賀会場(神奈川県)
- 日時:11/23(月・祝) 18:30〜20:00 (受付18:00〜)
- 会場:臨済宗建長寺派 義明山 満昌寺(神奈川県横須賀市大矢部1-5-10、https://manshoji.com/)
- 申込み:https://forms.gle/feZrPyGpGyL8x1hq6
昭島会場(東京都)
- 日時:11/27(金) 18:30〜20:00 (受付18:00〜)
- 会場:臨済宗建長寺派 金峰山 広福寺(東京都昭島市福島町2-14-7、https://koufukuji.or.jp/)
- 申込み:https://forms.gle/QYDyVuXc3q44sSR59
共通事項
- 参加費:1,000円(1回あたり)
- 定員:各回20名(先着順・要予約)
- 対象:日本語が話せない外国人の方(日本語ネイティブの方、日本語通訳等をお仕事とされている方はご遠慮ください)
- 内容:坐禅指導/住職の短い法話/質疑応答(英語で質問可、双方向に通訳)
- 持ち物:スマートフォン・イヤホン(通訳音声の受信用)
- 参加者・海外メディア向け英語情報:https://endhaving.jp/news/20261010-en
- 問い合わせ先:ENDHAVING株式会社(メール:info@endhaving.jp)※寺院へのお問い合わせはご遠慮ください。当日の見学・取材は事前問い合わせが必要。
なお、主催のENDHAVING株式会社は、2025年12月設立、北海道札幌市に拠点を置くスタートアップ企業(代表取締役:星林奈、URL:https://endhaving.jp/)。寺院文化とテクノロジーを組み合わせた事業を展開している。



本記事はENDHAVING株式会社の発表およびJNTO「訪日外客数(2026年6月推計値)」をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



