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季節の変わり目に頭痛悪化は約半数、対処は市販薬が7割 患者目線のクリニック調べ

一般社団法人患者目線が運営する「患者目線のクリニック」は、同院のオンライン診療を利用したことのある全国の20代〜50代の男女604名を対象に実施した「季節の変わり目の頭痛に関する実態調査」の結果を公表した。調査によると、季節の変わり目に頭痛の悪化を感じる人は全体の47%にのぼる一方、発作を予防するための頭痛予防薬があることを知らなかった人は68%を占めた。頭痛の頻度が高い人でも市販の鎮痛剤での対処が中心となっており、受診をためらう背景には通院時間の確保の難しさなどが挙げられている。

季節の変わり目に頭痛が悪化する人は47%

季節の変わり目に頭痛の頻度が増えたり痛みが強くなったりすると感じる人は、全体の47%となった。年代別では女性の20代・30代で6割超(64%・66%)となり、普段「ほぼ毎日〜週に数回」頭痛を感じる人では82%に達した。

頭痛の悪化を感じる281名にその特徴を尋ねたところ、「天気や気圧の変化で悪化すると感じる(気象痛)」「こめかみや目の奥がズキズキ痛む(片頭痛のようなタイプ)」がともに56%、「頭全体が締め付けられるように痛む(緊張型頭痛のようなタイプ)」が32%であった。性別では女性の63%が気象痛を挙げた一方、男性は「自分では、どのタイプか判断がつかない」が33%となり、女性の12%を上回った。

頻度が高い人でも対処は「市販の鎮痛剤」が7割

頭痛の悪化を感じる281名の対処法としては、「市販の鎮痛剤を飲んで様子を見る」が69%で最も多く、「特に何もせず、痛みが治まるのを待つ」が28%で続いた。「頭痛外来・内科・脳神経内科などの医療機関を受診する」は13%、「オンライン診療を利用する」は12%で、いずれかを選んだ人は20%にとどまった。普段ほぼ毎日〜週に数回頭痛を感じる人においても「市販の鎮痛剤を飲んで様子を見る」が72%を占め、医療機関の受診(25%)やオンライン診療の利用(23%)を上回っている。

医療機関やオンライン診療を利用していない199名に理由を尋ねたところ、「頭痛くらいで受診するのは大げさだと感じるから」が49%、「忙しく通院の時間を確保できないから」が34%、「頭痛の症状でもオンライン診療を利用できると知らなかったから」が22%となった。30代では「忙しく通院の時間を確保できないから」が56%に達した。

頭痛予防薬の認知度は約3割にとどまる

普段頭痛を感じる357名に、発作が起きる前から定期的に服用する頭痛予防薬の認知状況を尋ねたところ、「知らなかった」が68%、「知っているが、使ったことはない」が18%、「知っており、使ったことがある」が15%となった。性別では「知らなかった」が男性で84%、女性で62%であった。普段ほぼ毎日〜週に数回頭痛を感じる人でも「知らなかった」が56%で、「使ったことがある」は28%にとどまった。

頭痛予防薬は、定期的な服用によって頭痛の回数や日数を減らし、日常生活への支障を軽減することを目指す治療薬である。「頭痛の診療ガイドライン2021」では、片頭痛の発作が月に2回以上ある場合などに予防療法の検討が推奨されている。

医師が示す受診の目安と事前の準備

患者目線のクリニック所属の市川 峰大医師(日本専門医機構認定 内科専門医、日本腎臓学会認定 腎臓専門医、日本医師会認定産業医)は、鎮痛薬を飲む日数が月に10〜15日以上(薬の種類によって異なる)の状態が3か月を超えて続くと、かえって頭痛が増える「薬剤の使用過多による頭痛」につながることがあるとし、薬を使う日数が増えてきた段階で医療機関に相談するよう呼びかけている。

同院がまとめた受診を考える目安と準備は以下の通りである。

受診を考える目安

  • 市販の鎮痛薬を飲む日が増えてきた場合
  • 頭痛で日常生活に支障が出る日が月に数日ある場合
  • 頭痛の回数や痛み方がこれまでと変わってきた場合

受診前の準備

  • 症状、痛む場所、痛み方、持続時間、状況、薬を飲んだ日などを記録しておく(日本頭痛学会の「頭痛ダイアリー」などの活用)
  • 市販薬を含め、普段飲んでいる薬の名前と頻度を確認しておく
  • 過去のCT・MRIなどの画像検査や診断の内容を確認しておく

なお、突然の激しい頭痛や、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らないといった症状を伴う場合は、緊急性の高い病気の可能性があるため、ためらわずに救急車を要請することが求められる。

調査概要とクリニック情報

【調査概要】

  • 調査名:季節の変わり目の頭痛に関する実態調査
  • 調査対象:「患者目線のクリニック」でオンライン診療を利用したことのある全国20代〜50代の男女 604名(頭痛外来の受診歴がある方を除く)
  • 調査期間:2026年9月1日〜10月13日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査主体:患者目線のクリニック

※注釈:患者目線のクリニック調べ(詳細URL:https://k-mesen.jp/articles/category/research-report/release-10 ) ※小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。 ※同院利用者を対象とした調査であり、一般的な通院患者全体の実態を示すものではありません。

【患者目線のクリニック概要】

  • 運営法人名:一般社団法人患者目線
  • 代表理事:白月遼
  • 所在地:東京都港区虎ノ門1-16-17
  • 公式サイト:https://k-mesen.jp/
  • 頭痛外来:https://k-mesen.jp/online/headache
  • 漢方外来:https://k-mesen.jp/online/kampo

本記事は患者目線のクリニックの発表をもとに作成されています。

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