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TOPIX Core30企業の公開PDF、タイトル設定は45%にとどまる

Webサイトの企画・制作やサーバー管理などを手がける株式会社パワーメディアは、TOPIX Core30構成企業30社が公式サイトで公開している日本語版PDF資料165件を対象に、文書情報(メタデータ)とセキュリティ設定の状況に関する調査を実施した。調査対象となった統合報告書や有価証券報告書などのうち、文書情報のタイトルが設定されていたのは45%にとどまり、半数以上が未設定のまま公開されている実態が明らかになった。同社は調査結果を資料の種類ごとにまとめた6本のレポートを作成し、自社サイトで無料公開している。

半数以上がタイトル未設定のまま公開

調査対象となった165件のうち、タイトルが設定されていたのは75件(45%)だった。PDFのタイトルは検索結果や生成AIの回答で資料名として使われることがあるが、未設定のままではファイル名や作成ソフトの初期値が表示され、何の資料か伝わらない可能性があるという。

作成者欄については53%が空欄だった。個人名やアカウント名が残っていた例はほとんど確認されず、個人名の可能性がある記載は決算説明資料の1件のみにとどまった。

セキュリティ設定は全体の73%で実施されていたが、大半は改ざん防止を目的とした「編集禁止」だった。サブタイトルとキーワードについては、ほとんどのPDFで未設定となっており、同社は改ざん対策が進んでいる一方で検索やAIに見つけてもらうための設定は遅れていると分析している。

資料別の設定状況

調査対象となった6種類の資料における各項目の設定状況は以下の通りとなっている。タイトル設定率は、最も高かったサステナビリティレポートでも58%であった。

  • 統合報告書(有効件数27件):タイトル設定あり48%、作成者欄が空欄56%、セキュリティ設定あり67%
  • サステナビリティレポート(有効件数19件):タイトル設定あり58%、作成者欄が空欄37%、セキュリティ設定あり74%
  • 決算説明資料(有効件数29件):タイトル設定あり41%、作成者欄が空欄48%、セキュリティ設定あり69%
  • 決算短信(有効件数30件):タイトル設定あり43%、作成者欄が空欄53%、セキュリティ設定あり70%
  • 株主総会招集通知(有効件数30件):タイトル設定あり40%、作成者欄が空欄60%、セキュリティ設定あり83%
  • 有価証券報告書(有効件数30件):タイトル設定あり47%、作成者欄が空欄57%、セキュリティ設定あり73%
  • 合計(有効件数165件):タイトル設定あり45%、作成者欄が空欄53%、セキュリティ設定あり73%

※パワーメディア調べ。合計は6種類の件数を合算して算出。

支援ツールの開発と無料セミナーの開催

パワーメディアは現在、PDFのメタデータとセキュリティ設定を一括で行えるツール「PDF meta Rock」の開発を進めている。生成AIによるタイトル・サブタイトル・キーワードの自動作成や作成者の統一、印刷・コピー・編集の制限といったセキュリティ設定をドラッグ&ドロップでまとめて実行できるツールで、提供開始に向けてβ版のテストユーザーを募集している。テスト参加者は正式契約移行時の初期費用が無料になるとしている。

また、今回の調査結果を踏まえ、公開PDFの安全管理と検索・AI対策の設定を解説する無料オンラインセミナー「そのPDF、AI時代に大丈夫?― 外部公開する前に知っておきたい、安全管理とSEO/AIOの設定入門」を開催する。日時は2026年11月18日(水)11:00〜12:00で、Zoomウェビナーにて実施される。

調査の概要

  • 調査主体:株式会社パワーメディア
  • 調査対象:TOPIX Core30構成企業30社(2026年10月7日公表・10月30日適用の構成)
  • 対象資料:各社の公式サイトで公開されている最新の日本語版PDF(6種類、各社・各種類1件)
  • 有効件数:165件(資料を発行していない企業は対象外)
  • 調査方法:PDFの文書情報(プロパティ)を専用プログラムで読み取り、判定基準に基づき分類(作成者欄は目視でも確認)
  • 調査時期:2026年10月
  • 備考:個別の企業名・個人名は非公表

本記事は株式会社パワーメディアの発表をもとに作成しています。

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