テレビ東京ホールディングス、米Nakamaに200万米ドル出資を決定
東京都港区に本社を置く株式会社テレビ東京ホールディングス(代表取締役社長:吉次弘志)は、アニメライセンスのプラットフォーム「AniBiz.com」を運営するNakama, Inc.に対し、200万米ドルを出資することを決定した。同社への出資を通じてプラットフォームの成長を支援するとともに、テレビ東京が自社で権利を保有するアニメIPの新たなビジネス機会をグローバルで創出することを目指す。
米国サンフランシスコに本社を置き、共同創業者兼CEOをブレイディ・マッカラム氏が務めるNakama, Inc.は、Crunchrollの創業チームによって設立された企業である。同社が26年7月に立ち上げたAniBiz.comは、世界のアニメ業界に特化したライセンスプラットフォームとして展開されている。
AniBiz.comは、アニメの権利者と商品化・ゲーム化などを手掛ける事業者を橋渡しし、複雑なライセンス手続きを効率化することで、権利者(ライセンサー)と世界各地の企業が安全かつ円滑に商談を進めるための基盤となる。現在、日本の人気アニメIPのライセンサーを中心に30社以上が参加しており、商品化などでIPライセンスを利用したい事業者は、同プラットフォームを通じてライセンサーへの問い合わせや商談を行うことができる。
テレビ東京グループは、長期ビジョン「テレ東VISION2035」においてコンテンツ価値の最大化をめざす「CaaS(Contents as a Service)戦略」を掲げている。多様なユーザーに向けてコアに刺さるアニメIPを創出し、放送・配信・商品化・イベントなど多角的な経済圏の構築を推進している。
今回の出資を一環としてNakama, Inc.と継続的な協業体制を築くことにより、既存の取引先に加えて新たな地域や事業分野の企業との接点を拡大し、世界の多様な需要に応えながらアニメIPの価値向上と収益機会の拡大につなげていくとしている。同グループは持続的な成長に向けて資本業務提携やM&Aを推進しており、2026年はMDビジネス分野において複数の資本業務提携を行い、体制強化に取り組んだ。
両社関係者の見解
今回の出資について、株式会社テレビ東京ホールディングスの専務取締役である平岡利介氏は、テクノロジーによって海外ライセンス取引や実務プロセスを最適化するNakamaの挑戦は日本アニメ業界全体のグローバル展開を加速させる取り組みであるとし、新たなエコシステム構築に向けて事業を推進していく意向を示している。
また、Nakama, Inc. 取締役(共同創業者)のクン・ガオ氏は「誰もが公式にアニメIPへアクセスできる環境を整えることで、世界中で新しいコラボレーションを生み出します」とコメントし、テレビ東京と共に産業のグローバルな展開を進める姿勢を示した。
Nakama, Inc.の概要
- 商号:Nakama, Inc.
- 代表:共同創業者 兼 CEO ブレイディ・マッカラム
- 拠点:米国サンフランシスコ / 東京
- 主要業務:アニメライセンス・プラットフォーム「AniBiz.com」の運営
本記事は株式会社テレビ東京ホールディングスの発表をもとに作成。
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