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相差DMOら、共同運行バスの相差モデル視察ツアーを2027年1月より開始へ

三重県鳥羽市の観光地域づくり推進組織である相差DMO(一般社団法人相差海女文化運営協議会)と、鳥羽商船高等専門学校発のベンチャー企業のエザキラボ株式会社は、共同運行バス「相差海女シャトル」の取り組みを紹介する「相差モデル視察ツアー」の受け入れを2027年1月より開始します。全国の自治体や観光協会、DMOなどを対象とし、二次交通課題の解決プロセスや予約システムの仕組みを現地で案内する予定です。

課題解決を図る共同運行バス「相差海女シャトル」の概要

三重県鳥羽市の相差町は、現役の海女が数多く活動する地域で、海の幸を提供する旅館・民宿が約40件集まっています。海女小屋体験や神明神社「石神さん」などを中心とした観光地域づくりが進められる一方、小規模な宿泊施設が多く、各施設が鳥羽駅までの送迎(片道30分)を個別に行っていたことから、駅からの二次交通確保が長年の課題となっていました。

これを受け、相差DMOは2026年7月16日より、鳥羽駅と相差漁港を結ぶ無料共同運行便「相差海女シャトル」の運行を開始しました。

  • 運行区間:鳥羽駅 ― 相差漁港間(所要時間:約30分)
  • 運行本数:1日4往復(午前2往復、午後2往復)
  • 対象者:相差町および周辺(国崎町、畔蛸町など)の宿泊客
  • 乗車定員:1便あたり21人
  • 利用方法:各宿泊施設が予約システムから予約を代行入力

宿泊税活用と独自システム開発による「相差モデル」の強み

本取り組みは、持続可能な地域交通モデル(相差モデル)として主に2つの強みを持っています。

1点目は、一過性の補助金などに依存せず、鳥羽市が導入した宿泊税を活用している点です。これにより、地域の宿泊施設が継続的に共同で利用できる送迎体制を構築しました。

2点目は産学連携による低コストなシステム開発です。鳥羽商船高等専門学校発のベンチャー企業であるエザキラボ株式会社と協働し、高額になりがちな既存の汎用ITツールや市販システムではなく、乗車予約システムをリーズナブルに独自開発して実装しました。

視察ツアー受入決定の背景とツアー内容

2026年7月の運行開始以降、三重テレビや読売新聞、中日新聞などのメディアで報じられたことを受け、二次交通不足や財源、システム導入コストに悩む全国の自治体やDMOから問い合わせや視察の打診が寄せられました。これに対応するため、二次交通実現までの経緯と予約システムの説明を組み込んだ視察ツアーが企画されました。

「相差モデル視察ツアー」の概要は以下の通りです。

  • 対象:全国の自治体、観光協会、DMOなど
  • 受入開始:2027年1月以降(定員10名まで)
  • 料金:40,000円(税別)
  • 主な内容:
  • 現地体験:「相差海女シャトル」往復乗車(片道約30分)
  • 二次交通の経緯の説明(相差DMO):地域紹介、活動紹介、二次交通事業ができるまでの実状や具体的な経緯、工夫した実例の説明、質疑応答(約60分)
  • システム解説(エザキラボ):「相差海女シャトル予約システム」の概要、デモンストレーション、導入地域向けカスタマイズ相談(約60分)

オプションとして、海女小屋体験相差かまどでの昼食(約1時間:4,500円/人・税込)や、相差DMO関係者による石神さんガイド(約1時間:10,000円/ガイド1名・税別)、相差DMO関係者との交流会(要相談)が用意されています。宿泊施設にはリゾートヒルズ豊浜蒼空の風(https://www.toyohama.co.jp/)が設定されており、1泊朝食付き12,000円/人(税別、入湯税、宿泊税別)、1泊2食付き18,000円/人(税別、入湯税、宿泊税別)などの宿泊オプションも用意されています(飲み物代別途必要、1名様1室利用の場合は+4,000円/人・税別)。

他地域への二次交通管理アプリ展開

エザキラボ株式会社が開発した管理アプリは、他地域の要件にも対応できるよう設計されています。同社は視察ツアー参加団体向けに各地域の交通事情に合わせたカスタマイズ開発の相談も受け付け、地域の学生や研究機関の知見を活かして、高額なシステム投資が難しい地方観光地でも導入可能な価格帯での提供を目指す方針です。

本記事は相差DMO(一般社団法人相差海女文化運営協議会)およびエザキラボ株式会社の発表をもとに作成しました。

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