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Uravation、AIエージェント活用の法人向け脆弱性対応研修を提供開始

生成AIの研修やコンサルティング、開発を手がける株式会社Uravationは、法人向けに「AIエージェントで回す 脆弱性対応研修」の提供を開始しました。ソフトウェアの緊急なセキュリティアップデートが出た際に、告知の読み取りや対象の洗い出し、手順の下書き、更新後の確認と記録をAIエージェントに任せ、本番環境の変更判断を担当者が担う役割分担を学びます。情報システム部門やWeb担当者、開発チームを対象に、6時間のハンズオン形式で実践的な運用フローを持ち帰る内容となっています。

自社での実務対応をもとにした研修の背景

2026年10月21日、PHPの開発元が2件の脆弱性を修正したセキュリティリリースを公開しました。公開前の同日にはIPA(情報処理推進機構)が事前準備を呼びかけ、開発・運用しているプログラムのうちPHPを利用しているものの棚卸しを求めたほか、ソフトウェア製品やネットワーク機器の内部で使われている場合がある点にも言及していました。

修正版の公開日には、対象ソフトウェアの稼働場所や更新担当者、更新後の確認事項や連絡先の段取りが必要となります。日常的に自社サイトやサーバーの運用にAIエージェントを用いている同社は、この日もAIエージェントとともに対応を進め、代表の承認のもと自社管理サーバーへ修正版公開から約1時間で更新を適用しました。本研修では、この1日の実務フローを演習として活用します。

人とAIの役割を切り分ける5つの対応プロセス

研修では、AIエージェントに任せる領域と人が判断する領域を明確にし、当日に対応を回せる状態を目指します。

  • 告知の読み取り:公式告知をAIエージェントに読み込ませ、自社への影響や修正確認の指標を表にまとめます
  • 対象の洗い出し:サイト、サーバー、管理画面ごとにバージョンや設置場所、更新担当(事業者・自社・制作会社)を一覧化します
  • 本番の変更の承認:一時対策やバックアップ、更新、ロールバック手順を確認し、本番環境の変更可否を担当者が判断します
  • 更新の適用:承認された手順で1台ずつ更新し、前後の表示比較を行い、問題発生時は元の状態に戻します
  • 確認と記録:バージョンや表示、侵入兆候を確認し、対応記録や取引先宛ての連絡文の下書きを作成します(送信は人が行います)

6時間のプログラム構成と安全運用の指針

研修は架空の企業サイト群を題材に、2026年10月21日のPHP修正版対応を追体験する形で実施されます。受講者が自社の環境を確認する際も閲覧操作のみに制限し、本番の変更は行いません。

タイムスケジュールは、当日の振り返りから始まり、AIエージェントの準備や権限設定(Claude CodeやCodexの設定)、公式告知の読み取り、対象の洗い出し、手順下書きと承認の机上演習、確認や記録の型づくり、成果発表とクロージングへと進みます。

また、本番変更前の人的承認、書き換え不可の権限付与、パスワードやAPIキーを指示文や記録に含めない運用、外部データの指示無視設定、「直った」「送った」の報告に対する実物確認、連絡文の最終確認など、同社が自社運用で定めている安全基準も共有されます。なお、本研修は運用プロセスの習得を目的としており、脆弱性診断や侵入テスト、24時間監視、フォレンジック調査などの専門作業は含まれません。

代表取締役の佐藤 傑氏は、「次に緊急の修正版が出た日に慌てないよう、任せることと人が決めることの線引きを、平時のうちに社内で決めておくための研修です」とコメントしています。

研修概要

  • 名称:AIエージェントで回す 脆弱性対応研修
  • 時間:6時間(1日)
  • 人数:1社10名まで
  • 形式:オンライン、または受講企業への訪問
  • 必要な準備:受講者1人1台のPC、Claude CodeまたはCodexのアカウント
  • 受講証明:受講者ごとに発行(資格や認定ではありません)
  • 詳細URL:https://uravation.com/ai-agent-vulnerability-response-training/

東京都文京区本郷6丁目25番14号に拠点を置く株式会社Uravationは、2024年2月設立のAIカンパニーです。

本記事は株式会社Uravationの発表をもとに作成されています。

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