WasabiCard、Open USDパートナーエコシステムに正式参画
WasabiCardがOpen USDエコシステムに参画
CATEGORY: テクノロジー
ステーブルコインを活用したグローバル決済インフラプラットフォームのWasabiCardは、2026年10月21日、Open Standard エコシステムに正式参画し、Open USD(OUSD)の公式エコシステムパートナーに就任したことを発表しました。同社は既存のUSDTおよびUSDCへの対応を基盤に、OUSDが提供するオープンな米ドル建て決済機能をグローバル企業のカード決済やクロスボーダー資金フローへ活用する可能性を検討していくとしています。
OUSDとの連携による決済インフラの拡充
Open Standardは、オープンな米ドル建てステーブルコインおよびインフラとして位置づけられるOpen USD(OUSD)の運営とガバナンスを担う組織です。WasabiCardはこれまでUSDTおよびUSDCをステーブルコインによる資金受入れや決済基盤としてサポートし、企業向けホワイトラベルカード発行、クロスボーダー送金、経費管理、資金支払いを支援してきました。
今回の連携を通じ、WasabiCardはUSDT、USDC、OUSDを含む多様で拡張性の高いステーブルコイン決済インフラの構築を継続する方針です。これにより企業は、各国市場の特性や事業ニーズ、コンプライアンス要件に応じてデジタルドル決済の選択肢を検討できるようになります。
CEOのRay Yangは、企業が必要としているのは既存の決済やカード、財務ワークフローにシームレスに組み込めるグローバル資金インフラであるとした上で、OUSDのオープンな米ドル決済機能と企業向け決済ユースケースの組み合わせを探究していく姿勢を示しています。
エンタープライズ向けブロックチェーンデータプラットフォームAlliumが公表した「State of Stablecoins and Payments」レポートによると、2026年1月から8月までのフィルタリング済みステーブルコイン決済額は約4,010億米ドル~5,270億米ドルと推定され、前年同期比 42%~63%の増加となりました。
同レポートによると、企業が受取先となる取引が全ステーブルコイン決済の58%~64%を占めており、B2B決済清算は約1,370億米ドル~1,530億米ドル規模で最大の単一ユースケースとなっています。サプライヤーへの支払い、給与支給、クロスボーダー決済、企業の資金管理といった領域でステーブルコインの実需が高まっているとされています。
WasabiCardの事業規模とリスク管理体制
WasabiCardはグローバル企業向けに、ホワイトラベルのバーチャルカードや物理カード発行、企業経費管理、グローバルペイアウト、クロスボーダー決済、清算などを支援しています。同社の事業実績および管理体制は以下の通りです。
- 法人顧客数:700社超
- 累計取扱高:10億米ドル超
- サービス提供地域:200を超える国、地域
- 接続環境:単一のAPIを通じ70種類超のカードBINに接続、30種類を超える法定通貨での決済・清算に対応
- リスク管理機能:顧客・事業者の本人確認(KYC/KYB)、取引リスクスクリーニング(KYT)、マネーロンダリング対策(AML)、継続的な取引モニタリング、チャージバックおよび不正利用対策に対応し、300を超えるカード発行関連のリスク管理ルールを配備
本記事はWasabiCardの発表およびAllium公表のレポートをもとに作成しました。
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