長崎小児頭のかたちセミナー2026が開催 専門診療と地域連携の知見を共有
長崎大学形成外科と長崎大学小児科が主催し、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが共催した「長崎小児頭のかたちセミナー2026」が、2026年9月15日(火)に開催された。出島メッセ長崎とオンラインを合わせたハイブリッド形式で実施され、会場40名、オンライン90名の計130名が参加した。乳児健診での気づきや病的頭蓋変形の鑑別、外科的治療など、地域の相談対応から専門診療へつなぐ知見が共有された。
小児科と形成外科の視点から診療経験を共有
セミナーでは、乳児健診での気づきや病的頭蓋変形の鑑別、専門外来の診療について、小児科と形成外科のそれぞれの視点から講演が行われた。座長は長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 小児科学分野 教授の三宅 紀子 先生が務めた。
講演では、九州大学 名誉教授で0歳からの頭のかたちクリニックのこども医療相談担当医師・小児科責任者を務める大賀 正一 先生が、新生児・乳児健診と頭蓋形状について小児科医の立場から解説し、早期の気づきと適切な受診につなぐ地域連携の重要性を語った。続いて、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 形成再建外科学分野 教授の樫山 和也 先生が、位置的頭蓋変形と頭蓋縫合早期癒合症の鑑別や外科的治療について説明した。また、長崎大学病院 形成外科 助手の赤司 理菜 先生は、自院における「頭のかたち外来」の歩みや実際の診療の流れを紹介した。
登壇した樫山先生は、「お子様の健やかな発達のためには、適正な鑑別と適切な時期での手術が不可欠です。長崎大学病院の専門外来を通じて地域連携を深め、手術が必要な患者さんを確実かつ安全に専門医療へ繋ぐ体制づくりに尽力してまいります」とコメントを寄せている。

セミナー後のアンケート(任意回答)では、満足度に関する有効回答83件のうち80件(96.4%)が「非常に満足」または「やや満足」と回答した。
さらに知りたい内容を尋ねる設問(有効回答76件、複数選択)では、以下のような結果となった。


- 家庭でのケアの仕方:49名(64.5%)
- 治療・紹介すべき重症度の目安:40名(52.6%)
- 矯正治療にかかる費用や期間等の詳細:34名(44.7%)
- ご家族への矯正治療の説明方法:32名(42.1%)

自由記述では、長崎大学病院の外来や診療内容を知ることで案内先の選択肢が増えたという声のほか、観察やケア、見分け方をより具体的に学びたいという要望が寄せられた。なお、本調査は地域全体の傾向や診療能力・治療効果の改善を示すものではないとしている。

均てん化と集約化を目指す医療連携体制
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、居住地にかかわらず適正な頭蓋健診と治療につながる体制づくりに向け、全国での診療の質とアクセスの「均てん化」と、都道府県や広域地方単位での「集約化」を進めている。
長崎大学病院では、頭のかたち外来で相談・診断・治療を行い、適応がある場合に株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー製の頭蓋形状矯正ヘルメット「Qurum Fit」を採用している。同製品による頭蓋矯正ヘルメット治療は公的医療保険が適用されない自由診療となる。また、同社は長崎大学の江藤 宏美 先生を中心とする研究グループと、五島の出生児・在住児を対象とする頭蓋形状研究を進めており、同研究は2024年度科研費の基盤研究(B)に採択されている。
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの概要
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、医療機器や医療雑品の開発・製造・販売を手がける企業で、代表取締役は⼤野秀晃氏が務める。同社製ヘルメットの累計治療症例は20,000症例以上となっており、2026年10月時点の自社調べ(国内頭蓋矯正ヘルメット主要メーカー5社を対象に各社公開情報をデスクリサーチ、大学・小児専門病院の導入数を比較)によると、国内の大学病院・小児医療専門病院での採用施設数は国内最多となっている。


- 社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
- 設立:2018年5月
- 代表取締役:⼤野秀晃
- 事業内容:医療機器・医療雑品の開発・製造・販売
- URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
本記事は株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの発表をもとに作成されています。
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