歯科医院のAI活用率は23% 未導入の75.3%が導入に前向き Tenyi調査
株式会社Tenyiは、全国の歯科医院の理事長・院長・歯科医師110名を対象に実施した「歯科医院のAI・DX活用実態調査」の結果を2026年10月27日に発表した。調査によると、業務でのAI活用率は23%にとどまる一方、未導入医院の75.3%が「機会があれば取り入れたい」と回答した。導入に至らない理由としては費用やITリテラシーよりも情報不足や活用イメージの欠如が上位を占めている。
未導入層の75.3%がAI導入に前向き

全国の歯科医師・院長を対象にクリニック運営におけるAIツールの活用状況を尋ねたところ、「活用している」と回答したのは23%だった。

一方で、現在活用していない・検討中の歯科医院のうち、75.3%が「機会があれば取り入れたい(非常に興味がある含む)」と回答している。未導入理由として「必要性を感じない」を選んだ割合は10.6%となった。

未導入の理由は情報不足や活用イメージの欠如が上位
AI・DX未導入の理由を聞いたところ、最も多かった回答は「情報不足」(42%)で、次いで「活用イメージが湧かない」(28%)となった。「コストが高い」(24%)や「操作が難しそう」(24%)を上回り、業務のどこにどう使えるのかがわからない点が障壁となっている状況がうかがえる。
自由回答では、「導入コストが高そう」「適切なプロンプト(指示文)がわからない」「どのように導入・運用するかがイメージできない」といった意見が挙げられている。
効率化したい業務は文書作成やスタッフ教育が上位に
日常業務で「効率化したい・負担に感じている業務」について質問したところ、1位は「文書作成・編集(治療計画書・マニュアルなど)」(50.0%)、2位は「スタッフ教育・研修資料作成」(45.5%)となった。
また、現在抱えている経営課題を自由回答から分析した結果、約半数以上が「人材採用」「スタッフ育成・教育」「定着・人手不足」に関する悩みであることが分かった。Tenyiは、歯科医院におけるAI・DX活用について、マニュアル化や研修資料作成をAIで効率化し、採用・育成・定着といった人材課題を解決する手段として求められていると分析している。

調査概要と関連ウェビナー
本調査の概要は以下の通り。
- 調査名:歯科医院のAI・DX実態調査
- 調査対象:全国の歯科医師、歯科医院院長・理事長
- 有効回答数:110名
- 調査期間:2026年2月21日
- 調査方法:インターネットアンケート調査
- 調査機関:株式会社Tenyi
※本調査結果の引用時は「株式会社Tenyi調べ」の明記が必要。
なお、同社は本調査のテーマに関連し、無料ウェビナー「AIで変わる歯科医院の運営〜ダッシュボードの活用からデータ整理、セキュリティ対策まで〜」を2026年10月31日(土)19時30分からZoomで開催する。栗林歯科医院 丸の内院 院長 大原裕太先生と株式会社Tenyiが登壇する。
本記事は株式会社Tenyiの発表をもとに作成。

ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



