Dellows News

TERASS、住宅購入AIフレームワークをGitHubで無料公開

不動産仲介関連サービスを提供する株式会社 TERASSは、住宅購入検討者が生成AIに相談する際の思考や意思決定プロセスを支援する「住宅購入AIフレームワーク」をオープンソース化し、GitHubで無料公開しました。住宅購入検討者の生成AI活用サポートを目的にオープンソース化してGitHubで公開する取り組みは、不動産事業者として初となります(当社調べ)。同社に所属する全国 約850人の不動産エージェントによる年間相談件数10万件超を基にした知見が反映されています。

生成AI利用が広がる一方、一般解や古い情報によるミスリードの懸念も

(公社)全国宅地建物取引業協会連合会「2026年 住宅居住白書」の調査によると、住まい探しや物件の比較・検討でChatGPT、Gemini、Claudeなどの生成AIを何らかの形で利用する人の割合は全年代で33.9%、20代では53.4%に達しています。不動産価格や家賃の上昇、政策金利の引き上げに伴う住宅ローン金利の上昇、先行きの不透明さから住宅購入の難易度が上がり、中立的なアドバイスを求めるニーズが高まっていると推察されています。

一方で、生成AIは入力された質問に直接回答する特性があるため、利用者の背景や将来のライフプランなどの個別状況を考慮しない一般解になりやすい傾向があります。また、Web上の情報収集に起因して不動産市況などの古い情報が含まれることもあり、生成AIの回答を鵜呑みにして非現実的な予算を設定したり、不利な住宅ローンを選択してしまう事例が生じています。

「住宅購入AIフレームワーク」は、生成AIに住宅購入時の思考・意思決定プロセスや最新の不動産市況などをあらかじめインプットさせる仕組みです。普段利用している生成AI(ChatGPT、Gemini、Claudeなど)に指定のプロンプトを入力し、AIからの質問に回答しながら進めます。

プロンプトとして入力する指示文とURLは以下の通りです。

このページの「AIへの前提」以下を読み、その前提で住宅購入の相談に答えてください。https://terass.house/ai/home-buying?src=pr

本フレームワークには以下の3つの特徴があります。

  • 家を買う目的や将来の生活プランの言語化から始めるプロセスの導入
  • 国や業界団体、調査会社等が公表する公開データに基づく最新市況の学習
  • オープンソース化による外部知見や最新動向の反映と継続的な精度向上

GitHub上では個人を含めて修正や追加の提案(Pull Request)を受け付けており、TERASSが内容を確認した上で反映する運用となっています(https://github.com/terass-inc/home-buying-framework)。

質問者の状況を踏まえた回答割合が24%から90%へ改善

同社が「住宅購入AIフレームワーク」を読み込ませる前後の生成AIに対し、11のテスト質問を行って計測したところ、質問者の状況を踏まえてミスリードなく回答できた割合に改善が見られました。

  • 「住宅購入AIフレームワーク」を読み込ませる前:24%
  • 「住宅購入AIフレームワーク」を読み込ませた後:90%

※Claude Sonnet 5、Claude Haiku 4.5、GPT-5.5 の3つの生成AIに、テストケースとして11の質問を「住宅購入AIフレームワーク」を読み込ませる前後それぞれ3回ずつ解かせ、別の生成AIにミスリード回答でないかどうかの判定をさせた結果の平均。ミスリード回答判定の例:質問者の住む年数や資産状況などの前提を考慮することなく「購入(あるいは賃貸)の方が得」「住宅ローン年数を短縮したほうがよい」等の断定的な回答を行った場合 など

TERASSでは、フレームワークを読み込ませた生成AIで希望や条件を整理した上で、プロのエージェントとともに潜在ニーズの言語化や現地情報の収集、意思決定を進める利用方法を推奨しています。全国 約850名のTERASSエージェントは営業目標やノルマを持たない環境で中立的な立場からサポートを行い、潜在ニーズの整理や現地に足を運ぶことで得られる情報の提供など、生成AIでは対応できない領域を担います。

株式会社TERASSの概要は以下の通りです。

  • 代表者名:江口 亮介
  • 設立:2019年04月
  • 所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目12番20号 J6Front 6階(東京オフィス)
  • 公式サイト:https://terass.com/
株式会社TERASS

本記事は株式会社 TERASSの発表をもとに作成しています。

アクセスランキング

今日

1週間