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リサール酵産とTファーム、サツマイモ残渣処理でカルスNC-Rの実証試験を開始

リサール酵産株式会社は、サツマイモ産地である茨城県東海村において、サツマイモ加工時に発生する皮などの廃棄残渣による悪臭や害虫発生問題の解決に向け、自然栽培・有機栽培に取り組む株式会社Tファームとの実証試験を開始した。自社の土壌改良資材「カルスNC-R」を用いた比較試験を実施した結果、7日間で悪臭が消え、14日間で顕著な分解効果が得られることを実証した。地域を牽引する株式会社Tファームとともに、残渣の再資源化と持続可能な循環型農業の普及に取り組んでいくとしている。

茨城県東海村は、サツマイモおよび干し芋をはじめとする加工品の生産拠点となっている。しかし、加工の過程で大量に排出されるサツマイモの皮などの廃棄残渣は、放置すると激しい悪臭を発し、ハエやコバエなどの害虫を大量発生させる要因となっていた。

作業環境の維持や近隣地域への配慮として、現場の農家や加工事業者にとって長年頭を悩ませてきた根深い地域課題となっている。

不信感が残る地域での対話と検証

同地域では過去に、他社の不適切な微生物資材を導入した結果、土壌バランスが著しく崩れて10年間にわたり作物が栽培できなくなってしまった畑が発生した経緯があった。そのため、地域全体に微生物資材に対する強い不信感や嫌悪感が残っていた。

リサール酵産株式会社は営業担当が東海村の現場へ足を運び、対話と技術説明を実施した。安全面を考慮した小規模な比較試験を提案し、実際のサツマイモ残渣を用いてカルスNC-Rの効果検証が行われた。

投入から14日で顕著な分解効果を実証

実証試験では、カルスNC-Rを投入した鉢・コンテナと、未投入のものを並べて経時変化の観察が行われた。その結果、以下の変化が確認された。

  • 処理後7日目:カルスNC-Rを投入した区画では、課題であった特有の悪臭が消滅した。
  • 処理後14日目:投入区画ではサツマイモの皮や残渣が大幅に分解・消化され、ハエなどの害虫の発生も明確に抑制された。

株式会社Tファームとの連携による再資源化

今回の実証は、東海村で農薬に頼らない自然栽培やオーガニックサツマイモの生産に取り組み、JICA事業などを通じて農業の魅力を発信している株式会社Tファームの協力のもとで実施された。

現場で検証を行った株式会社Tファームの照沼勝浩代表取締役からも、短期間で悪臭が抑えられて残渣が速やかに分解されていく様子に、残渣や害虫問題解決への確信が得られたと評価が寄せられている。これまで廃棄されていたサツマイモの残渣を有機資源へと変える道筋が拓かれたとし、リサール酵産株式会社は産地全体での地域課題解決と環境配慮型農業の発展に貢献するとしている。

  • 法人名:リサール酵産株式会社
  • 代表者:飯川 隼斗
  • 所在地:埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目110-12 リラ第3ビル3階
  • 設立:1986年5月20日
  • 事業内容:生物系土壌改良資材・発酵促進資材の製造販売、微生物の培養研究
  • URL:https://www.resahl.co.jp/

本記事はリサール酵産株式会社の発表をもとに作成しています。

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