松江工業高等専門学校でパラ銀メダリスト鬼谷慶子選手が講演
松江工業高等専門学校は、松江高専第一体育館において「いのちの教育」講演会を開催しました。講師としてパリ2024パラリンピック女子円盤投げで銀メダルを獲得した鬼谷慶子選手が登壇し、1~3年生及び教職員約600名が参加しました。自他の生命を尊重する心や他者を思いやる心の育成を目的に、毎年夏季休業明けに実施されている取り組みです。
困難に向き合い挑戦を続けた歩み
令和8年9月24日(木)に行われた講演会で鬼谷選手は、陸上競技に取り組んでいた中で自己免疫性の神経難病を突如発症した経緯を明かしました。現在は車いすを利用しながら生活し、寛解と再発を繰り返しながらも競技を続けています。
講演では恩師から贈られた「変えられるものを変える勇気、変えられないものを受け入れる冷静さ、その両者を識別する知恵」という言葉を紹介し、理想と現実にどのように向き合いながら困難を乗り越えてきたかについて語りました。


鬼谷選手は、ものづくりやロボット関連の業務に携わった経験を実演を交えて紹介したほか、片手でも扱いやすい軽量でプッシュ式の洗剤容器の技術開発事例を取り上げました。多様な利用者にとって使いやすい製品を実現するためには障がいのある人を含む様々な立場の視点を取り入れることが重要であり、インクルーシブデザインの考え方がものづくりにおいても大切であると説明しました。
講演後には学生との間で活発な質疑応答が行われ、参加した学生たちは困難を乗り越える姿勢や多様な視点を取り入れたものづくりの重要性について理解を深めました。

参加した学生の約9割が高く評価
実施後のアンケートでは、回答した学生の約9割が講演を高く評価しました。「困難があっても挑戦し続ける姿勢に勇気をもらった」「自分にできることを考えながら前向きに取り組みたい」といった感想が寄せられ、困難や挫折に直面した際の考え方や行動について自らの将来と重ね合わせて考える契機となりました。
松江工業高等専門学校について
和田 清校長が務める松江工業高等専門学校は、1964年に機械工学科、電気工学科、土木工学科の3学科を有する国立高専として創設されました。現在は5年制の本科に機械工学科、電気情報工学科、電子制御工学科、情報工学科、環境・建設工学科の5学科を置き、さらに生産・建設システム工学専攻と電子情報システム工学専攻を有する2年制の専攻科を展開しています。毎年約220名の卒業生と修了生、総計約9千名を社会に送り出しています。
- 学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 松江工業高等専門学校
- 所在地:島根県松江市西生馬町14-4
- 校長:和田 清
- 設立:1964年
- URL:https://www.matsue-ct.ac.jp/
- 事業内容:高等専門学校・高等教育機関
本記事は独立行政法人国立高等専門学校機構 松江工業高等専門学校の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



