Dellows News

小野測器とTRAMI、5万rpm超の超小型電動パワートレイン技術開発に着手

電子計測器の製造および販売を行う株式会社小野測器(代表取締役社長 大越 祐史)は、自動車用動力伝達技術研究組合(TRAMI)との共同提案により、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する事業の開発に着手した。2026年7月30日(木)付で2026年度「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」の交付決定を受け、協議を経て開発を開始した。本事業ではモータの超高回転化(5万rpm超)を核に、電動パワートレインの革新的な超小型化を実現する共通技術基盤の確立を目指す。

5万rpm超の超高回転化で電動車の電費改善と小型化を目指す

電気自動車(EV)をはじめとする電動車の普及拡大に伴い、電動パワートレインの小型・軽量化は車両走行時の電費改善や資材の節約に直結する重要課題となっている。

モータ回転数は従来1〜2万rpm級が主流だったが、海外メーカーを中心に3万rpm級へと引き上げられつつある。本事業では既存の延長にとどまらない技術的ブレークスルーを目指し、従来の技術水準を大きく超える5万rpm超の超高回転化と減速システムの統合によって、自動車に搭載可能な革新的超小型電動パワートレイン技術の実用化を推進する方針だ。これにより、自動車産業の国際競争力強化および脱炭素社会の実現を目指すとしている。

小野測器が担う超高回転電動パワートレイン評価システムの構築

株式会社小野測器は、日本国内の主要自動車メーカーを中心とする関連各社に対し、半世紀以上にわたり自動車用評価設備や計測機器を継続的に納入している。自動車用評価システムにおいては累計 2,000台以上の納入実績がある。

また、自社開発のFFTアナライザをはじめとする解析装置を展開しており、各種振動現象に対する解析技術も備える。これらの評価設備や計測・解析技術に関する経験と知見を生かし、本事業では超高回転電動パワートレインの評価システムの構築を担当して社会実装に向けて取り組むとしている。

採択テーマおよび関連組織の概要

本事業の採択情報は以下の通りとなっている。

  • スキーム/フェーズ:重点課題推進スキーム/フェーズⅠ
  • テーマ名:モータの超高回転化による自動車用超小型電動パワートレイン技術の開発
  • 実施体制:自動車用動力伝達技術研究組合,株式会社小野測器

株式会社小野測器の概要および関連情報は以下の通り。

  • 創業:1954年
  • 事業内容:電子計測機器の製造、販売ならびに各種エンジニアリングサービス事業
  • 主な実績:創業年に国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発。二輪・四輪車、自動車部品、建設機械、食品や医療検査などに測定技術を提供
  • 環境への取り組み:専任部署の設置、国内製造拠点での取り組み、Jクレジット購入を通じた環境保全活動を推進

関連リンク:

  • NEDO 脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム

https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100197.html

  • 「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」2026年度公募(非化石エネルギーへの転換を含まない提案) 実施予定先一覧

https://www.nedo.go.jp/content/800056569.pdf

  • TRAMIについて

https://trami.or.jp/

  • 株式会社小野測器 環境への取り組み

https://www.onosokki.com/ja-jp/sustainability/environment?lang=ja-jp

本記事は株式会社小野測器の発表をもとに作成しています。

アクセスランキング

今日

1週間