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日水コン共同企業体、ベトナム・フエ市水環境改善事業フェーズ2の準備調査を開始

株式会社日水コンを代表企業とする3社で構成された共同企業体は、独立行政法人国際協力機構(JICA)より「ベトナム国フエ市水環境改善事業フェーズ2準備調査【有償勘定技術支援】(QCBS-ランプサム型)」に関する契約を2026年10月20日付で締結し、業務を開始した。ベトナム中部の文化・観光都市であるフエ市において、下水道施設や排水施設の整備に向けた協力準備調査を実施する。王宮や旧市街を含む対象地域での汚水処理能力の向上と浸水被害の軽減を目指す計画を支援する。

ベトナム社会主義共和国フエ市は、ベトナム中部フォン川下流域に位置する文化・観光都市で、王宮を含む「フエの建造物群」は世界文化遺産に登録されている。

フエ市の下水道は、2008年に円借款「フエ市水環境改善事業(フェーズ1)」によってフォン川南側の生活・産業排水を処理・排水するシステムが整備され、2019年に供用開始された。一方、王宮を含むフォン川北側は同システムの処理対象外であるため、セプティックタンク(腐敗槽)による簡易処理に依存するなど、汚水処理や浸水への対応が課題となっている。

こうした課題に対応するため、フォン川北側を対象とする「フエ市水環境改善事業(フェーズ2)」が計画されている。フェーズ2では下水道施設および排水施設の整備等により、汚水処理能力の向上と浸水被害の軽減を図る。

準備調査の概要と共同企業体の構成

今回の業務は「フエ市水環境改善事業(フェーズ2)」に向けた協力準備調査として、王宮及び旧市街を含む対象地域の自然・社会条件、公共用水域の水質、既存排水施設、戸別接続、汚泥管理、運営・維持管理体制等を調査する。契約方式のQCBSは技術提案と価格評価を総合的に評価して契約相手方を選定する方式であり、ランプサム型は業務に必要な費用を総額で契約し原則として実際にかかった費用に応じた精算を行わない方式を指す。

履行期間は2026年10月~2027年10月となっている。業務を担う共同企業体の構成は以下の通りである。

  • 代表企業:株式会社日水コン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中西 新二)
  • 構成企業:日本水工設計株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細洞 克己)
  • 構成企業:クリアウォーターOSAKA株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:寺川 孝)

なお、計画されている「フエ市水環境改善事業(フェーズ2)」の事業概要には以下が含まれる。

  • 下水処理場建設(30,000m³/日)
  • 下水・排水管敷設(約117km)
  • ポンプ場建設(11か所)
  • 護岸工事・堤防整備・湖沼浚渫
  • コンサルティング・サービス(詳細設計、入札補助、施工監理、運営・維持管理支援等)

株式会社日水コンは、ベトナム社会主義共和国においてハノイ市やホーチミン市をはじめとする多くの都市で資金協力事業や技術協力事業を実施し、上下水道整備を支えてきた実績を持つ。特にハノイ市エンサ下水道整備事業では10年以上にわたりコンサルティング業務を主導し、下水道設備の整備を通じて公衆衛生の向上および公共用水域の水質改善に寄与してきた。長年培ってきた知見と信頼を強みとして、フエ市における下水道事業の持続的な発展を通じて社会の実現に貢献していく姿勢を示している。

株式会社日水コンの概要

株式会社日水コンは「水」を専門とした建設コンサルタントで、水道・下水道・河川を中心に水関連事業を幅広く展開している。

  • 社名:株式会社日水コン(東京証券取引所 スタンダード市場 証券コード261A)
  • 本社:〒163-1122 東京都新宿区西新宿6-22-1(新宿スクエアタワー)
  • 設立年月日:1959年5月25日
  • 資本金:193,765,000円

本記事は株式会社日水コンの発表をもとに作成。

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