第18回日本国際漫画賞 優秀賞受賞! 台湾漫画界の実力派・左萱(サケン)が描く話題作『芭蕉の芽』、日本語版がついに登場。
実業之日本社、台湾漫画「芭蕉の芽」のWeb連載を開始し12月に単行本を発売へ
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株式会社実業之日本社は、台湾で刊行された左萱氏の漫画『芭蕉的芽』の日本語版『芭蕉の芽』について、Web連載を開始し、単行本1・2巻を同時に発売することを発表しました。
本作は、1930年代の日本統治下の台湾にある旧制高校・台北高校を舞台に、自由が失われつつある時代の中で文学同人誌づくりに情熱を注ぐ若者たちを描いた青春群像劇です。実業之日本社の創業130周年記念企画として、台湾の原書発行元である蓋亞文化有限公司の協力のもと刊行されます。




『芭蕉の芽』は、自由を校風とする台北高校で出会った台湾出身の葉星橋と日本出身の南城雲太郎が、仲間たちとともに文学同人誌『鐘の音』の創刊を目指す物語です。綿密な取材に裏打ちされた歴史描写と筆致で、友情や創作、葛藤、時代のうねりを描き出しています。


今回の日本語版の刊行にあたっては、著者の左萱氏がほぼ全ページに加筆修正を施しました。単行本には描き下ろしカラーイラストが複数枚掲載されます。

著者の左萱氏は、2015年に発表した初の長編漫画『神之郷』で第10回日本国際漫画賞銅賞を受賞しています。本作の原作である『芭蕉的芽』は、第14回金漫奨年度漫画賞を受賞したほか、第18回日本国際漫画賞で優秀賞を受賞しました。
登場人物の顔ぶれ
作中では、文学を通じて結びつく多様なキャラクターが登場します。
- 葉星橋(ヨウセイキョウ):本島人(台湾出身者)で台北高校の理科一年生。家族からは医学の道へ進むことを期待されているが文学を愛し小説を執筆。校内誌『翔風』への投稿をきっかけに雲太郎と出会う。
- 南城雲太郎(なんじょううんたろう):内地(日本)出身で台北高校の文科一年生。星橋のルームメイト。豪快かつ繊細な文学青年で、停学処分を受けて以降は学校にあまり姿を見せないものの同人誌創刊に向けて奮闘する。
- 簡杏紅(カンキョウコウ):台北女子高等学院の生徒で筆名は竹間杏之助。男装して台北高校の読書会に潜り込んでいたところを雲太郎にスカウトされる。
- 林晨光(リンシンコウ):同人誌『鐘の音』の営業担当。高校生とは思えない幅広い人脈とコネクションを持つ。
- 花野正吉(はなのまさよし):台北高校の文科一年生で雲太郎とは尋常科時代からの付き合い。心優しい性格だが文章は筆鋒鋭い人物と思われがち。
- 江藝生(コウゲイセイ):同人誌『鐘の音』の挿絵担当。13歳で尋常科に在学中、図画科の塩月先生に推薦され仲間入りした。
著名人からの推薦コメント
本作には、作家やクリエイターからも推薦の言葉が寄せられています。
小説家の伊坂幸太郎氏は、雲太郎の初登場シーンの爽やかさに心をつかまれたとし、登場人物たちのまっすぐさや熱さに心を動かされたと語っています。
イラストレーターのマツオヒロミ氏は、1930年代の街や校舎の描写を挙げ、抑圧の時代に自らの手で自由をつかもうとする登場人物の姿に触れながら、本と自由を愛する人へ向けた物語であるとしています。
漫画家の紗久楽さわ氏は、男子寄宿学校での友情や男装の少女、文学の息吹きなどかつて少女漫画で愛された要素が詰まっているとし、時代を背負いながら2人が繋がりあう姿についてコメントしています。
Web連載と単行本の展開スケジュール


Web連載は、2026年10月23日(金)より「COMICリュエル&ジャルダン」で開始されます。同日よりニコニコ漫画、10月24日(土)よりpixivコミックでも配信されます。
単行本『芭蕉の芽』1・2巻は、リュエルコミックスより2026年12月17日(木)に同時発売される予定です。電子書籍も単行本と同時に刊行されます。なお、これまで蓋亞文化有限公司より配信されていた電子版「芭蕉の芽」1巻~2巻は10月21日に販売を停止しますが、購入済みであれば引き続き閲覧可能です。
刊行に関する概要は以下の通りです。
- 単行本発売日:2026年12月17日(木)
- 定価:各1,100円(税込)
- 判型:A5判並製
- 発行:株式会社実業之日本社
- ISBN:1巻 978-4-408-64251-2 / 2巻 978-4-408-64252-9
- 『芭蕉の芽』公式サイト:https://www.j-n.co.jp/bashonome/(緊急メンテナンス中のため10月26日(月)12時以降に再開予定)
本記事は株式会社実業之日本社の発表をもとに作成されています。
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