AirペイがiPhoneのタッチ決済に対応

株式会社リクルートが運営する決済サービス「Airペイ」は、Appleの「iPhoneのタッチ決済」に対応を開始した。これにより、iPhoneのみで他の機器を必要とせず、どこでも簡単かつ安全にタッチ決済を受け付けられるようになる。

「iPhoneのタッチ決済」は、タッチ決済対応クレジットカード・デビットカードやApple Pay、その他デジタルウォレットを含む各種非接触決済に対応している。利用には、Airペイタッチアプリとi Phoneがあれば追加機器は不要だ。

Airペイは2015年10月のサービス提供開始以来、飲食店、小売店などの幅広い業種や地方自治体といったさまざまな事業者に利用されている。今回の「iPhoneのタッチ決済」対応により、iPhoneを決済端末として利用できるようになった。iPhoneの画面に来店客がクレジットカードやスマートフォンをかざすだけで決済が完了するため、事業者の負荷軽減につながる。来店客にとっても、新たな決済方法が使えるようになり、クレジットカードを店舗に手渡す必要がないため、安全で便利な消費体験ができるようになった。

また、「iPhoneのタッチ決済」では、決済の際にAppleがカード番号をデバイスやサーバーに保持することはないため、顧客の個人情報や取引内容などのデータは安全に保たれる。

Airペイの担当者である山本智永氏は、「『Airペイ』は、2015年のサービス提供開始以来、一つのサービスで多種多様な決済手段に対応できる『オールインワン』戦略を掲げて運営してきた。現在国内外のキャッシュレス決済手段全68種に対応しているが、事業を営む皆さまの『思い描く事業運営や自分らしいお店づくり』をこれからも支援し続けるため、今回は新たに『Airペイタッチ』アプリと『iPhoneのタッチ決済』の日本での導入開始に至った」と述べている。

Airペイの加盟店舗数は2023年9月末時点で43.0万を超え、導入率No.1のお店の決済サービスとなっている(リクルート調べ)。