検査AI MENOU、上松電子の車載USBポート外観検査に導入
上松電子が車載USBポート外観検査工程に検査AI MENOUを導入

CATEGORY: テクノロジー
外観検査AIを展開する株式会社MENOUは、自社が提供する「検査AI MENOU」が上松電子株式会社の車載USBポート外観検査工程に導入されたことを発表しました。上松電子は自動車部品メーカーである小島プレス工業株式会社のグループ会社です。今回の導入により、車載USBポートの外観検査における品質の標準化と省人を実現し、不具合種別ごとの高精度な判定を可能にしました。
自動化の障壁となっていた「モヤ」の画像化と不具合分類の課題

製造業全体において、人材不足や検査員ごとの判定基準のばらつきによる検査品質の標準化、熟練者から次世代への技術継承が課題となっています。品質を維持しながら省人化を進めるため、検査工程の自動化ニーズは年々高まっています。

上松電子でも検査基準の統一化と省人を目的に外観検査の自動化を推進していました。同工程では「モヤ」「ガス焼け」「シルバー」「キズ」などの外観不具合を検査対象としていますが、従来の画像検査では「モヤ」の画像化が難しく、自動化実現の障壁となっていました。また、従来の画像検査システムでは不具合の有無を検出できても種別ごとの識別が難しく、「シルバー」や「キズ」など後工程で異なる処理が必要な不具合を分類して管理することが困難でした。
撮像技術とAI判定で50個一括の高速検査や省人化体制を構築

検査AI MENOUの導入により、従来の画像検査では困難だった「モヤ」の画像化と検出が実現しました。さらに、製品を1個ずつ検査していた従来方式に対し、50個の製品を一括で高速検査することが可能になりました。
現場では検査員5名から2名体制への省人に向けた運用改善が進められているほか、不具合種別ごとの高精度な判定が行われています。不具合種別ごとに異なる閾値設定を行うことで後工程に応じた品質管理を実現したほか、ノーコード環境によって現場担当者主体での運用や改善が可能になっています。
上松電子株式会社の製造部で部長を務める福海 渡氏は、外観検査工程について従来の画像検査では捉えにくい不具合があり自動化が難しかったとしつつ、「現在は、検査員の5名から2名体制への省人を目標として改善活動を進めており、検査品質の安定化と生産性向上の両立に取り組んでいます」とコメントしています。
株式会社MENOUと上松電子株式会社の概要
株式会社MENOUは2019年6月に設立され、代表取締役CEOは西本励照氏が務めています。プログラミング不要のノーコードで現場担当者の検査ノウハウを反映できる外観検査AIを提供しており、自動車部品、医療機器、食品、日用品などの分野で200社以上に導入されています。
上松電子株式会社は2002年3月設立の自動車部品メーカーで、取締役社長は太田 仁氏です。小島プレス工業株式会社のグループ会社の一員として、鉄・樹脂・電子の一貫生産体制を強みに自動車向け電子部品を製造しています。
両社は今後も外観検査工程のさらなる改善と自動化を推進し、品質向上と省人に取り組むとともに、安全で運用しやすい製造現場の実現を目指すとしています。
本記事は株式会社MENOUの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



