エクシーク、JOORと提携しECブランドの海外進出を支援

フルフィルメントサービスを提供する株式会社エクシークが、世界最大規模のB2B卸売管理プラットフォーム「JOOR」と提携し、ECブランドの海外進出支援を開始した。この提携により、ECブランドが抱える海外展開へのハードルを下げ、世界的な販路・売上拡大へと大きく前進することが期待される。

日本のEC市場規模は引き続き成長傾向にあり、2022年の物販系分野では前年比5.37%増の13兆9,997億円となった。一方で、日本の越境ECの市場規模は中国の1/10以下、米国の1/5以下と世界と比較して小さい状況だ。その原因として、「言語・物流・コスト」の3つの壁があると言われている。

JOORはファッションブランドの受発注業務を効率化するB2B卸売管理エコシステムで、現在は世界150カ国で利用されている。取り扱いブランド数は14,000を超え、年間流通総額も3兆円を上回るなど、世界的なプラットフォームへと進化を遂げている。

エクシークとJOORの提携により、ECブランドへ越境ECはもとより、JOORを活用した海外リテーラー販売における初期設計から商品管理・発送など一貫した支援が実施される。これにより、海外販売における売上拡大に寄与することが期待される。

また、エクシークは2023年12月にリリースした「FULFILLMENT PARK®」の中でも、今回の取り組みが大きな役割を果たしている。同プラットフォームサービスでは、海外進出支援の他、受注から商品保管、梱包・発送などの従来のフルフィルメントサービスに加え、オフライン展開やサイト運用支援まで一貫したサポートが受けられる。

エクシークは4,200社以上のEC事業者へフルフィルメントサービスを提供しており、蓄積したノウハウを活かし、販売に注力できる環境を提供している。また、持続可能な企業運営のためのサステナビリティポリシーを定め、社会・経済・環境への貢献を目指している。

JOORとの大規模な取り組みにより、日本のECブランドが感じていた「言語・物流・コスト」の3つの壁を取り去ることで、日本のEC市場拡大を牽引していくことが期待される。