東京貿易ホールディングス、韓国ROAIと業務提携の基本合意書を締結
東京貿易ホールディングス株式会社は、空間知能を活用したフィジカルAI技術を開発する韓国のROAI Co., Ltd.と業務提携に関する基本合意書(MOU)を締結しました。本提携を通じて、東京貿易グループが有する日本国内の幅広い産業ネットワークと、ROAIの先進的なフィジカルAI技術を組み合わせ、製造現場におけるロボット自動化の高度化と生産性向上を目指します。
提携の背景と目的
日本の製造業では人手不足や熟練技術者の減少により生産工程の自動化や効率化が課題となっている一方、産業用ロボットの導入には工程設計や動作設定、設備立ち上げに多くの時間と専門技術が必要とされています。
ROAI Co., Ltd.は空間知能(Spatial Intelligence)を基盤とするフィジカルAI技術を活用し、ロボットの工程設計を自動化するソリューションを開発しています。同技術は韓国の自動車製造における溶接・検査工程などで活用され、生産ラインのサイクルタイムとエンジニアリング工数の大幅な削減に貢献しています。東京貿易グループは、培ってきた製造業とのネットワークや産業分野の知見を生かして同技術を日本の製造現場へ展開し、製造工程の高度化と新たな価値創出を目指すとしています。
基本合意の主な内容と両社の役割
両社は次世代スマート製造プラットフォームの構築と、ROAI Co., Ltd.のソリューションの相互運用性の検証に共同で取り組みます。強みを生かしながら、日本の製造現場に適したソリューションの検証と事業化の可能性を探る方針です。合意内容におけるそれぞれの役割は以下の通りです。
東京貿易グループの役割
- 国内の産業ネットワークを活用した市場開拓
- 製造業における顧客ニーズや技術課題の発掘
- PoC(概念実証)の企画・推進
ROAI Co., Ltd.の役割
- フィジカルAIを活用した中核ソリューション提供
- 技術評価に必要なライセンスの提供
- PoC実施に向けた技術支援
協議の実施と今後の展開
2026年9月下旬には東京貿易グループの経営幹部が韓国を訪問し、ROAI Co., Ltd.の経営陣と今後の協業について協議しました。両社は今回の基本合意を起点に、日本市場における顧客ニーズの把握とPoCを進め、フィジカルAI技術の実用化に向けた取り組みを推進するとしています。
両社の概要
ROAI Co., Ltd.(本社:韓国ソウル市「ROAI(ロアイ)」)は、空間知能を基盤としたフィジカルAIによって産業用ロボットの工程設計を自動化する技術を開発する韓国企業です。現代自動車 (Hyundai Motor Company)、キア (Kia Corporation)、GM Koreaなどの自動車メーカーにおいて、溶接・検査工程の生産ラインのサイクルタイムとエンジニアリング工数を削減した実績を持ちます。また、KB、LB、斗山インベストメントなどの投資家からシリーズAラウンドで1,000万米ドル超の資金調達を実施しています。

東京貿易グループは、持ち株会社である東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン27F、代表取締役社長執行役員 坪内秀介)と国内外の17事業会社、合計18社で構成される事業開発型商社グループです。1947年の創業から78周年を迎え、エネルギーインフラ、スマートマニュファクチャリング、イメージソリューション、マテリアルサプライの4つのセグメントを展開しています。
本記事は東京貿易ホールディングス株式会社の発表をもとに作成されています。
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