ロート製薬、5年保存可能な備蓄用おにぎりを開発

ロート製薬株式会社は、5年間常温で保存可能な循環備蓄おにぎり「ハートフード」を発売する。災害時に備えつつ、日常的なローリングストックにも着目した商品だ。

同社は創業以来、「万病の元は胃にある」という考えのもと、胃腸薬の発売や食生活と胃腸の健康に取り組んできた。人々の健康を支える上で「食の保存技術の発展」も重要な社会的意義を持つと考え、長期保存の新技術を活用した循環備蓄食品「ハートフード」の立ち上げに至ったという。

「ハートフード」は、「あけてすぐ食べられて、ふつうにおいしい5年常温保存おにぎり」をコンセプトに開発された。災害時だけでなく、日常的にも定期的に食べることができる循環備蓄食品だ。おにぎりを食べることで安心感を得られる、心と命を守る食品を目指している。

近年、防災意識の高まりとともに備蓄食料の重要性が認識される一方で、備蓄食料が食べられずに廃棄されるという社会課題も顕在化している。「ハートフード」は、日常的に携帯食や朝食として定期的に食べることができ、ローリングストックを意識することで、備蓄食品の廃棄を減らす循環型の備蓄食普及を目指している。

「ハートフード」は、片手で食べられるおにぎり形状で、調理や食器が不要。開封してそのまま食べられる。食べ残しの汁が出ず衛生的で、ゴミがかさばらないパウチ仕様だ。アレルギー物質28品目不使用で、特許製法により5年間の常温保存が可能となっている。

ロート製薬は、2025年1月21日よりロート通販にて予約注文受付を開始し、同年4月より行政・法人向けの発売を開始する予定だ。

valvix

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