ナビタイムジャパン、貸切バスの高速道路割引料金を自動計算するWebサービスを提供開始
株式会社ナビタイムジャパンは2025年1月21日より、貸切バスの高速道路割引料金を自動計算する新しいWebサービス『ETC大口・多頻度割引対象区間計算サービス』の提供を開始すると発表した。
このサービスは、貸切バスが高速道路を走行する際に利用したETCコーポレートカードの履歴情報から、大口・多頻度割引料金の計算に必要な情報を取得し、ナビタイムジャパンの経路探索技術を用いて割引対象の高速料金を自動で算出するという、日本で初めての試みだ。
高速道路事業者は、貸切バスや乗合バス、物流トラックなど高速道路の利用頻度が高い事業者に対して通行料金の割引を行う大口・多頻度割引制度を設けており、多くの大型車がこの制度を活用している。しかし、割引額は1ヵ月間の利用合計額から確定するため、運行日の翌月に知らされることが多く、バス事業者は運行後すぐに割引対象の高速道路の判別や割引料金の算出に関する業務を手動で行う必要があった。
『ETC大口・多頻度割引対象区間計算サービス』を利用することで、ETCコーポレートカードの利用履歴から走行ルートを推定し、割引対象区間を自動で判定、自社の割引率を入力することで割引額を算出できるようになる。これにより、担当者の作業時間が短縮され、計算方法の統一化や業務の効率化、顧客への請求依頼にスムーズに対応できるようになるとのことだ。なお、本サービスの対象は現在、東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路の3社となっている。
ナビタイムジャパンでは、今後もバス事業者のニーズに応えるべく、機能拡充やサービスの向上に努め、業務の効率化や安心安全な運行支援に貢献していく方針だ。