BRANUがCAREECON Plusで工事台帳を提供開始 収支を一元管理
建設DXプラットフォーム事業を展開するBRANU株式会社は、「CAREECON Plus」施工管理機能において、案件ごとの原価と収支を一元管理できる「工事台帳」の提供を開始した。日々の施工管理で蓄積されるデータをそのまま原価管理へ活用し、二重入力の削減と工事途中の収益状況の可視化を図る。赤字の兆しを早期に捉え、人員配置や発注内容の見直しといった対応を工事完了前に検討可能にすることが狙いだ。
開発の背景と二重入力の課題
建設業の原価管理では、見積書や請求書、出面表、工程表などの情報が別々に管理され、月次や工事完了後にExcelなどへ集約されるケースが少なくない。情報をまとめるまで現在の粗利を把握できないため、工事の遅延や原価超過が発生していても対応が遅れやすくなるという課題があった。
また、請求書や領収書の内容を工事台帳へ転記する作業も必要となり、現場で入力した情報を原価管理のために改めて入力し直す負担が生じていた。工事完了後に収支を集計して赤字に気づいても講じられる対策が限られることから、工事の進行にあわせて計画と実績の差を捉え、完成前に対応を検討できる環境が求められていた。
AI-OCRや進捗比較を備えた工事台帳機能
「CAREECON Plus」施工管理機能に追加された「工事台帳」では、案件ごとの見積・実行予算・出来高・実績原価を一元管理できる。原価は労務費、材料費、外注費、経費などの費目ごとに集計され、見積時点の粗利と実績に基づく粗利、費目ごとの予算超過状況を一つの画面で確認可能だ。

工程表をもとに工事計画を管理し、出面で記録された作業実績を労務費として自動集計するため、現場で日常的に入力される情報がそのまま反映される。さらに、協力会社から受け取った請求書や領収書、見積書は、PDFまたは写真をアップロードすることでAI-OCRが品名や費目、金額などを自動抽出する。読み取った内容を確認・修正したうえで実績原価や見積情報として登録でき、転記作業の負担を軽減する。
工事の進捗状況は、「計画」「出来高」「実績原価」の3つの指標を月次グラフで比較できる。出来高が計画を下回っている場合の工事の遅れや、実績原価が出来高を上回っている場合のコスト先行状態など、遅れと原価超過を切り分けて把握可能とした。加えて、工事完了時点の着地見込みも同じ画面に表示される。
今後の展開と経営判断へのデータ連携
ブラニューは今後、工事台帳に蓄積された実績原価データを新規案件の実行予算作成や原価予測に活用する機能を提供していく予定だ。さらに、資金繰りや経営管理などの領域ともデータを連携させ、現場で日々入力される情報を経営判断につなげることで、建設会社の生産性向上と収益力強化を支援してまいりますとしている。
- サービス名:CAREECON Platform(CAREECON、CAREECON Plus)
- 契約社数:6,800 社(2026 年7月末時点)
- URL:https://careecon.jp(CAREECON)
- URL:https://careecon-plus.com/(CAREECON Plus)
- URL:https://job.careecon.jp(キャリコンジョブ)
BRANU株式会社について
東京都港区六本木6-1-24ラピロス六本木4Fに本社を置くBRANU株式会社(証券コード:460A、代表取締役:名富 達也)は、2009年8月18日に設立された。「建設業界をテクノロジーでアップデートする。」をビジョンに掲げ、建設AXプラットフォーム「CAREECON Platform(キャリコン)」を通じた建設業向けデジタルトランスフォーメーション事業を展開している。
- URL:https://branu.jp(コーポレートサイト)
本記事はBRANU株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



