BFS LOUNGE SHIPとYT6が2026年度グッドデザイン賞を受賞
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」において、ヤンマーマリンインターナショナルアジア株式会社が野村不動産株式会社と共同開発した「BFS LOUNGE SHIP / LX56AZ」と、ヤンマーアグリ株式会社が開発したトラクター「YT6」の2製品が受賞した。あわせて「BFS LOUNGE SHIP / LX56AZ」は「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されている。都心の水辺活用や農業の大規模化といった社会的な課題やニーズに対応した各製品の設計が高く評価された。
水辺と都市をつなぐ「BFS LOUNGE SHIP / LX56AZ」
「BFS LOUNGE SHIP / LX56AZ」は、大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」において水辺と都市をつなぎ、東京の新たな体験価値を創出することを目指して開発されたラウンジシップである。

船体は橋桁の高さや水深など都心の運河特有の制約に対応しており、大きな窓から眺望と自然光を取り込む船内空間を備えている。さらに、ホテルとの体験の連続性を意識したインテリアや、船体の揺れを軽減する安定化装置を導入し、快適な水上体験を提供する構造となっている。
審査員は舟運文化まで提案するスケールの大きさを評価
審査員評価では、単体の船舶としてではなく「BLUE FRONT SHIBAURA」という街と東京湾を連続させる動くラウンジとしてデザインされた点や、船から東京を見る視点そのものを体験価値へ変換している点が高く評価された。
また、ヤンマーによる船づくりとフェアモント東京の世界観につながるインテリアの融合により、移動・滞在・眺望という異なる体験をまとめている点にも触れ、「プロダクト、空間、サービス、都市開発を横断し、新しい舟運文化まで提案するスケールの大きなデザインである。」と評されている。
大規模化や省力化に対応する大型トラクター「YT6」


ヤンマートラクター「YT6」は、農地の集約による経営の大規模化や就農者の減少・高齢化を背景に、省力化と効率的な作業へのニーズに応える大型トラクターとして開発された。
外観にはブランドを象徴する「Y」をモチーフとしたフロントフェイスを採用し、前方視認性を高めるボンネット形状や330°の広視野を確保する曲面一枚ガラスによって、作業状況を確認しやすい空間を実現している。機能面では、無段変速トランスミッションや効率的に配置した操作系に加え、自動制御などの機能を集約したタッチパネルを搭載し、大型機でありながら直感的に扱いやすい操作性を追求した。審査員からは「意匠性、作業性、操作性、居住性を高いレベルで総合した、次世代トラクターのフラッグシップ機であることを体現した優れたデザインとなっている。」との評価を受けた。
- 創業:1912年に大阪で創業
- 実績:1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功
- 事業内容:大地・海・都市のフィールドでエンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ・建機・マリン・エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開
- 理念:「HANASAKA」の精神を原動力に、「A SUSTAINABLE FUTURE —テクノロジーで、新しい豊かさへ。—」の実現を目指す

本記事はヤンマーホールディングス株式会社の発表をもとに作成。
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