SIAF2027 500m美術館賞の受賞アーティストが大西康明氏と鈴木悠哉氏に決定
札幌国際芸術祭(略称:SIAF)と札幌大通地下ギャラリー 500m美術館(略称:500m美術館)が協働で行う特別コンペティション「SIAF2027 500m美術館賞」の受賞アーティストが決定しました。国内外からの応募総数81組の中から、大西康明氏と鈴木悠哉氏の2組が選出されました。両氏はSIAF2027の参加アーティストとして、2027年1月16日(土)より500m美術館で作品展示を行います。


SIAF2027のテーマに基づく特別公募を実施



500m美術館では現代アートのコンペティション「500m美術館賞」を毎年実施しています。今年度はSIAF2027開催に向けた特別版として、SIAF2027のテーマ「PLANET SNOW(プラネット・スノー)― upas mintar / upas nociw(ウパㇱ ミンタㇻ/ウパㇱ ノチウ)」に基づいた展示プランを今年4月から7月にかけて公募しました。選考にはSIAF2027ディレクター陣も審査に加わり、国内外からの応募の中から審査を経て受賞者を決定しました。



受賞アーティスト2組の展示プラン
大西康明氏のプランでは、ガラスケースの中で半透明のポリエチレンシートがファンにより膨らんだり萎んだりを呼吸をするように繰り返します。ケースの天井や袋の中(または床)には除雪や冬の暮らしに関連するものが配置され、袋の動きに伴ってそれらが見え隠れします。関西で育った大西氏が雪を想像しながら考案したプランで、袋を雪の層のように見立てて雪のある世界や白い風景をつくりだします。
鈴木悠哉氏は、世界の様々な都市を巡る中で見いだしてきた「都市の残余物(Debris)」を作品に取り入れて活動してきました。今回のプランでは、ガラスケース内に「歩道」「仮設的な庭」「浜辺」「考古学博物館」という4つのシチュエーションを設定します。これまでの「都市の残余物(Debris)」を取り入れながら、素材の異なる立体作品や写真、映像を加え、500m美術館の特性を活かしたインスタレーションを行います。
審査員長による総評
審査員長を務めた三橋純予氏は、500m美術館が札幌国際芸術祭の公式会場となったことで、アーティストの独自表現や造形手法がテーマへとつながり多様な世界観の企画プランが生まれたと評価しています。また、世界的にも希有とされる長い展示空間について、アーティストが挑戦せざるを得ない「可能性を秘めた制限性」を持つと実感しているとし、地下公共空間での展示を通じて札幌国際芸術祭の意義や現代アートの役割などを共に考える機会となれば幸いであると述べています。
展示の概要
- 会期:2027年1月16日(土)~3月24日(水)
- 会場住所:札幌市中央区大通西1丁目~東2丁目(札幌市営地下鉄大通駅とバスセンター前駅間の地下コンコース内)
- アーティスト:大西康明、鈴木悠哉(SIAF2027 500m美術館賞 受賞者)
- 企画担当:CAI現代美術研究所/CAI03、一般社団法人 PROJECTA
- ウェブサイト:https://www.500m.jp/
本記事は札幌国際芸術祭実行委員会事務局の発表をもとに作成しました。
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