紀陽銀行がナレッジワークのAI商談記録を全行導入、AI営業ロープレの試行も開始
株式会社ナレッジワークは、株式会社紀陽銀行が営業高度化と業務効率化に向けて「ナレッジワークAI商談記録」を導入したことを発表した。あわせて、AIアバターとの商談練習やフィードバックを行う「ナレッジワークAI営業ロープレ」の試行も開始された。

和歌山県和歌山市に本店を置く紀陽銀行(取締役頭取:原口 裕之)では、商談記録作成の負担軽減と情報活用の効果を確認したことから全行的な導入に至ったとしている。
導入と試行の背景にある課題

紀陽銀行では、顧客との対話から得られるニーズや課題を把握し、質の高い提案につなげることを重視してきた。一方で、商談後の記録作成やCRMへの入力に時間を要し、内容や粒度が担当者ごとに異なって情報共有や継続的なフォローに活用しにくい課題を抱えていたという。同行は2026年5月より試行を行い、記録業務の負担軽減と情報品質の均一化、提案力向上への効果を確認した。
また、営業担当者の育成においては実践的な研修やOJTに取り組んできたものの、指導者の時間確保が難しく、ロープレの実施頻度や評価基準、フィードバック内容にばらつきが生じていた。そこで、時間や場所を問わず練習でき、客観的な評価を受けられる環境を整えるため「ナレッジワークAI営業ロープレ」の試行を開始したとしている。
紀陽銀行DX戦略部長の森田 昇利 氏は、商談記録の自動化による業務負担軽減に加え、顧客のニーズや課題を組織全体で共有して次の提案に生かせる手応えを得られたことが導入の決め手になったとしている。

提供される機能の特徴
「ナレッジワークAI商談記録」は、対面、オンライン、電話の商談を録音・録画し、独自の音声解析AIによって自動で文字起こしを行うサービスである。要約、フィードバック、スコアリング、正誤判定などのレポート自動作成機能や、CRM/SFAの所定項目への自動入力機能、外部システムへMCP/API経由でデータを提供する連携機能を備えている。閲覧範囲を商談記録ごとに設定できる権限管理も可能となっている。
試行される「ナレッジワークAI営業ロープレ」は、シーンに応じたシナリオを設定し、顧客役のAIアバターを相手にロープレを実施する。自社の評価項目に沿った評価やフィードバックを受けられるほか、実施状況をモニタリングする機能が備わっている。
株式会社ナレッジワークの概要

株式会社ナレッジワークは、東京都港区に拠点を置き、麻野 耕司 氏がCEOを務めるスタートアップである。標準的な営業業務に対応する「セールスAIプロダクトシリーズ」として、代理店向けの営業支援を行う「ナレッジワークforパートナーセールス」なども展開している。情報セキュリティ面では、以下の国際規格の認証を取得し、SOC 2 Type1保証報告書を受領している。
- ISO 27001(ISMS)
- ISO 27017(クラウドセキュリティ認証)
- ISO 27701(プライバシー認証)
- SOC 2 Type1(セキュリティ・可用性・機密保持・処理のインテグリティ・プライバシー)
同社の概要は以下の通り。
- 所在地:東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 51階
- 設立日:2020年3月18日
- 創業日:2020年4月1日
- CEO:麻野 耕司
- コーポレートサイト:https://knowledgework.com/
本記事は株式会社ナレッジワークの発表をもとに作成。
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