野村信託銀行の野村Webローン、ネット&コールの借入残高が1年で2.23倍に伸長
野村信託銀行が提供する証券担保ローン「野村Webローン」において、野村證券のオンライン専用支店「野村ネット&コール」の顧客による借入残高が1年で2.23倍に伸長している。保有する有価証券を手放すことなく資金を調達できる点や、Webで手続きが完結する利便性が評価されている。長期的な分散投資を継続しながら資金需要に対応できる手段として、デジタル環境に親和性を持つ層などを中心に利用が広がっている。

国内投信1,200銘柄以上など幅広い有価証券を担保に対象化

野村Webローンは、国内株式だけでなく国内公募投資信託も担保に設定できる点が特徴となっている。国内投信の担保対象は1,200銘柄以上(2026年6月30日現在)にのぼり、分散投資を行っている利用者に配慮した商品設計となっている。他社の証券口座で保有している国内投信を野村證券の証券口座へ移管して利用するケースも見られる。
国内投信のほかにも、外国株式、外国債券、一任口座などを担保に設定することが可能となっている。ただし、NISA口座に預け入れている有価証券や外国投資信託、クローズド期間中の国内公募投資信託などは担保の対象外となる。担保に設定できるのは野村證券に預け入れている有価証券等に限られ、個別銘柄の適否については野村信託銀行が判断を行う。
借入残高に連動しない金利体系と収入証明不要の借入枠
借入残高に応じて金利が変動するラダー型を採用する金融機関もあるなか、野村Webローンでは借入残高にかかわらず適用金利が一律に設定されている。借入残高の増減によって借入コストが変動する心配がなく、追加借入や一部返済を行いやすい仕組みとなっている。
借入金額は10万円以上5億円以下(1万円単位)で、極度額は50万円以上5億円以下の範囲で設定される。なお、担保となる有価証券の種類や銘柄によっては極度額の上限が5,000万円となる場合がある。適用金利は変動金利で野村信託銀行所定の利率が適用され、借入時の収入証明は不要となっている。
定時返済を不要とする返済設計と利用上の注意点
返済方式においては、余力の範囲内で利息分を元本に組み入れる「元加」の仕組みを採用しており、毎月の定時定額返済は不要とされている。元加が行えない場合は普通預金口座からの引き落としとなる場合がある。また、契約申込および新規の借り入れは満18歳以上80歳未満が対象であり、80歳に達した時点ですぐに一括返済を求められる仕様ではない。
資金使途は幅広く設定されているが、事業性資金や、野村證券が取り扱う募集・売出し有価証券の購入資金、野村SMA、野村SMA信託、野村ファンドラップ、ラップ信託、保険商品の契約資金には利用できない。また、担保有価証券等の時価下落に伴い担保評価額が融資金の70%を下回った場合などは、担保が売却されて返済に充当される仕組みとなっている。遅延損害金は年率14.0%(365日、日割計算)となる。
野村信託銀行株式会社の概要
野村Webローンを提供する野村信託銀行株式会社の概要は以下の通り。
- 会社名:野村信託銀行株式会社
- 所在地:東京都千代田区大手町二丁目2番2号 アーバンネット大手町ビル19F
- 設立:1993年8月24日
- 代表取締役社長:杉山 剛
本記事は野村信託銀行株式会社の発表をもとに作成しています。
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