Dellows News

LIFULLが北海道幕別町へ個室空間と循環型農業資材を寄贈 感謝状を受領

株式会社LIFULLは、企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の仕組みを活用し、北海道幕別町へ「インスタントルーム」15棟と循環型農業資材「Poop Loop(プープ・ループ)」を2026年9月11日(金)に寄贈した。この寄付に対し、2026年10月13日(火)に執り行われた感謝状贈呈式で、幕別町より感謝状を受領した。災害発生時の避難所における要配慮者のプライバシー確保と持続可能な農業振興という、同町が抱える複合的な課題解決を支援する。

取り組みの背景と目的

地震や水害など自然災害が激甚化するなか、避難所運営におけるプライバシーを確保したスペースの確保が重要視されている。また、農畜産業が盛んな幕別町では持続的な発展を目指し、農業の生産性向上と経営の安定化が重点施策に位置づけられている。

今回の寄贈により、要配慮者(妊婦・要介護者等)に配慮したプライベート空間の確保による防災インフラの強化と、「Poop Loop」の活用による農業振興への貢献という2点を目指す。同社は、防災・福祉と基幹産業である農業振興の両面から幕別町の持続可能なまちづくりに寄与するとしている。

寄贈された「インスタントルーム」は、グループ会社の株式会社LIFULL ArchiTech( https://instantproducts.lifull.net/ )が手掛ける、段ボールの多層構造を活かした組み立て式の個室空間である。組立時サイズは約幅2m×奥行2m×高さ2.7mで、工具を一切使わず大人2名で約15分で設営できる。優れた断熱性と遮音性を備え、部屋同士を繋いで広さを変更できるほか、使用後はリサイクルが可能となっている。

本製品は令和6年能登半島地震の被災地で活用された製品を改良したもので、授乳室や着替え室、子どものおむつ替えスペースとしての活用も期待される。素材が段ボールのため1ユニット約17kgと軽量で、保管時は約120cm×65cm×29cmの平積み可能なサイズに収まるため、限られたスペースでの計画的な備蓄が可能である。

循環型農業資材「Poop Loop」の特徴

あわせて寄贈された「Poop Loop (LAL鉄触媒)」は、グループ会社の株式会社LIFULL Agri Loop( https://agriloop.lifull.jp/ )が取り扱う循環型農業資材である。寄贈数量は20L:40個/1L:44個となっている。独自の鉄触媒による物理化学反応を活用し、家畜の糞尿に添加して撹拌することで、悪臭や温室効果ガス(GHG)の発生を抑えながら短期間での堆肥化が進むことが期待される。

また、畑や水田に直接散布することで施肥した窒素をアンモニア態のまま土壌に保持し、作物の生育促進や品質向上が期待できる。牧草地への散布による収量や糖度の向上、ほうれん草・小松菜・イチゴでの生育促進や糖度向上、水田での米の食味値向上などの実績がある。地域で出る家畜糞尿を農地に還し、土壌の酸性化を抑えて健康な土を保つことで生産基盤の強化に寄与するとしている。

両者のコメントと今後の展開

幕別町の飯田晴義町長は、避難所環境の整備に有効な備えとなることへの期待を寄せるとともに、「Poop Loop」について町内農業団体を通じて農業者の協力のもと農業振興に役立てていきたい旨を述べている。

株式会社LIFULL地方創生事業CEOの桝田裕司は、能登半島地震の被災地支援でプライバシー確保の重要性を学んだ経験が寄贈の原点にあると説明し、幕別町との連携を通じて全国の自治体が抱える複合的な地域課題の解決モデルを示していきたいとしている。

同社は今後も、企業版ふるさと納税に限らず地域の実情に応じた課題解決に積極的に共創し取り組む方針を示している。

株式会社LIFULLの概要

  • 所在地:東京都千代田区
  • 代表取締役社長:伊東祐司
  • 上場市場:東証プライム:2120
  • 主なサービス:不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」
  • 公式サイト:https://lifull.com/

本記事は株式会社LIFULLの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間