サイバーディフェンス研究所、CDIR-L CEのWeb版を2026年10月提供へ
水口 直人が代表取締役を務める株式会社サイバーディフェンス研究所は、無償のファストフォレンジック学習コンテンツ「CDIR Learning Community Edition(CDIR-L CE)」のWeb版を2026年10月9日より提供開始する。従来のWindows向け実行ファイル形式に加え、Webブラウザからアクセス可能な環境を用意する。場所やデバイスを問わずに利用できる体制を整え、スキマ時間などを活用した学習を後押しする。

Webブラウザ対応によりMacやスマートフォンでの利用が可能に
従来のCDIR-L CEはWindows上で実行する形式で提供されており、オフライン環境で利用できる一方で対応環境がWindowsに限られていた。
今回提供を開始するWeb版はインターネット環境が必要となるものの、従来のWindows環境に加えてMac、スマートフォン、タブレットのWebブラウザからの利用に対応する。自宅やオフィスだけでなく、移動中や業務の合間などでも学習できるようになり、利用環境の選択肢が広がるとしている。


CDIR-L CEは、サイバーインシデント発生時のファストフォレンジックに重心を置いたデジタルフォレンジック調査について学べる無償の学習コンテンツである。同社が開発するインシデント初動対応支援ツール「CDIR(Cyber Defense Institute Incident Response)」のデータ収集ツール「CDIR-C(Collector)」や解析ツール「CDIR-A(Analyzer)」の使用方法のほか、Windows端末に残されたデータやログを確認して攻撃の痕跡を調査するための基礎知識・調査方法を学ぶことができる。
主な学習内容は以下のとおり。
- ファストフォレンジック/フルフォレンジックにおける証拠保全
- CDIR-Cを利用した調査対象データの収集
- Registry(レジストリ)を利用したマルウェアの永続化痕跡の調査
- Prefetch(プリフェッチ)を利用したプログラム実行履歴の調査
- Windows Event Logを利用した不審なイベントの調査
- PowerShellやRegistryなどに残された攻撃痕跡の調査
- Web HistoryやSRUMを利用したユーザー/ネットワークアクティビティの調査
- MFT(Master File Table)を利用したファイルシステムの調査
- USN Journalを利用したファイル操作履歴や攻撃タイムラインの調査
企業や組織を狙ったサイバー攻撃が相次ぎ、生成AIの悪用による攻撃の効率化や手口の巧妙化が指摘される中、侵害端末やシステムのデータを調査して攻撃経路や影響範囲を把握するファストフォレンジックのスキルが重要視されている。
CDIR-L CEでは、企業の情報システム部門やセキュリティ部門でインシデント対応を担当する人員をはじめ、CSIRT関係者、フォレンジック調査担当者、SOCの監視・対応担当者、これからインシデント対応の知識を身につけたい人などを想定している。同社は本コンテンツを通じて、セキュリティ人材の学習を支援していくとしている。
提供されるサービスの概要および提供元企業の概要は以下のとおり。
- 名称:CDIR Learning Community Edition(CDIR-L CE)Web版
- 提供開始日:2026年10月9日
- 利用料金:無料
- CDIR-L CE Web版URL:https://www.cyberdefense.jp/services/training/cdir_l#cdir-l-ce-web
- 会社名:株式会社サイバーディフェンス研究所
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台2-5-1 御茶ノ水ファーストビル5階
- 代表者:水口 直人
- WebサイトURL:https://www.cyberdefense.jp/
本記事は株式会社サイバーディフェンス研究所の発表をもとに作成。
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