スタンレー電気、MISUMI floow導入で手袋の購入コストを約20%低減
東京都千代田区に本社を置く株式会社ミスミグループ本社(代表取締役社長:清水新)は、間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow(フロー)」を導入したスタンレー電気株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長執行役員:貝住泰昭)の浜松工場(静岡県浜松市)において、手袋の購入コストを約20%低減したと発表しました。約2年間の運用を通じて、見積もりから納品までの業務が不要になり、余剰在庫の抑制も実現したとしています。
手袋管理における業務負担と導入の経緯
自動車照明機器を製造するスタンレー電気株式会社の浜松工場では、現場で使用する手袋を部署ごとに担当者が個別に管理や注文を行っていました。手袋の使用量は勤務体制や製造する製品によって変動するため需要数量の予測が難しく、休みの前に多めに注文するなどして消費ペースの読み違いによる欠品が発生していました。また、管理担当者の急な不在時に代替対応を依頼するなど、業務の属人化も課題となっていました。
同工場では2024年9月に「MISUMI floow(フロー)」を導入しました。同社は必要な人が必要な時に必要な分だけ供給するJIT(ジャストインタイム)の考え方を生産材や生産工程で実践していましたが、間接材には十分に取り入れられていませんでした。MISUMI floowを活用することで、間接材を適正に管理できる点が導入の決め手となりました。

自販機の導入とミスミPB品への切り替え
導入後は自販機から必要な分だけ取り出せる体制となり、手袋の見積もりから納品までの一連の業務が不要になりました。自販機を操作できる社員を複数配置したことで業務を分担できるようになり、欠品の不安も解消されました。
さらに、手袋を従来品よりも安価なミスミPB品へ切り替えたほか、余分な在庫を持つ必要がなくなったことで、約2年間で手袋の購入コストは約20%低減しました。今後は他の間接材にも活用を広げていく方針です。
現場担当者による評価と展開状況
生産本部二輪生産統括部 浜松工場 SNAP管理課 係長の中田浩二氏は、中国拠点でMISUMI floowを使用していた前任工場長の提案が検討のきっかけだったと説明しています。浜松工場での導入から約1カ月後には岡崎工場でも導入が始まり、横展開が進んでいる状況を明かした上で、手袋以外の間接材にも活用を広げたい考えを示しました。

また、部品製造課の河合愛花氏は、在庫確認から見積もりや注文、検収までの業務がなくなり精神的にも負担が軽くなったと振り返っています。生産課の石田歩依氏は、自販機の操作人員を限定して運用体制を整えたことで欠品の不安がなくなり、現場から他の消耗品への適用を求める声も増えていると述べています。
MISUMI floowのサービス概要
「MISUMI floow」は、顧客の需要データをもとに工場における間接材調達の整流化を図るトータルコストダウンサービスです。発注の手間を省き在庫量を可視化することで調達時間を7割削減し、適切な在庫管理を実現します。
高頻度で使用する消耗品は工場常設の自販機までミスミが納品を行い、自販機内の在庫はミスミ資産となるため過剰在庫を抱えずに運用できます。自販機からの取り出しには顔認証やIDパスが必要で、使い過ぎの防止や意識改革にもつながる仕組みです。同サービスは2025年度にグッドデザイン賞のほか、IT賞でIT最優秀賞(顧客価値・サービス革新部門)、日本DX大賞では奨励賞(SX部門)を受賞しました。
- 導入事例:https://jp.misumi-ec.com/service/floow/case/stanley/
- MISUMI floowサービスサイト インフォメーション:https://jp.misumi-ec.com/service/floow/
- お客さまの声:https://jp.misumi-ec.com/service/floow/#anc_case
本記事は株式会社ミスミグループ本社の発表をもとに作成しています。
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