ReBit、小中学校教員向けLGBTQ授業づくり教材キットをリニューアル公開
認定NPO法人ReBitは2026年9月3日、教員のLGBTQに関する授業づくりを支援する教材「Ally Teacher’s Tool Kit」の小学校高学年向けおよび中学校向けリニューアル版を公開しました。教材データは誰でも無料でダウンロードできるほか、学校教員には教材キットの無料郵送も行われます。

教材内容を最新知見に更新し授業用スライドを新たに追加




Ally Teacher’s Tool Kitは、2017年の公開以降、教材発行部数が6万部、教材動画の再生回数が24.8万回を超える教材セットです。2023年6月の「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」制定や、教科書への性の多様性に関する掲載拡充といった背景を受けて改訂が行われました。





今回のリニューアルでは、性の多様性やLGBTQに関する最新知見を反映し、教材動画や教員向けハンドブックの内容をアップデートしました。従来の学習指導案やワークシートに加え、新しく授業用スライドのダウンロードも可能となり、授業準備の負担軽減を図っています。
9割超の教職員が必要性を感じる一方、実施経験は1割にとどまる現状
ReBitが2026年に公開した調査によると、小学校教職員の96.9%が就学前や小学校段階からLGBTQや多様な性について教え始める必要があると回答し、小学生の82%も同様の回答をしています。一方で、実際に授業で教えた経験がある小学校教職員は11.3%にとどまりました。
また、同法人の2025年調査では、LGBTQユースの87%が過去1年に差別的な言動を見聞きしており、10代の74.4%がSNSで見聞きしたと回答しています。小学校の保健体育で性の多様性を学んだとする中学生が約3割にとどまるなか、学校現場で正確な知識を学ぶ機会の確保が求められています。
教員向け授業体験会を開催、校内環境づくり向けツールも提供
教材の公開に伴い、全国の小中学校教員を対象としたオンライン授業体験会が9月24日と25日の15時30分より開催されます。ReBit教育事業部スタッフがキットを活用した授業づくりのポイントを解説する予定です。
また、教職員がLGBTQについて学び学校環境や相談体制を整えるためのツール「Ally Teacher’s Tool Kit:安心な学校をつくろう編」も提供されています。研修動画やハンドブックなど17種類の資材が収録されており、教員向けにDVDや冊子を含むパッケージの無料送付も受け付けています。
認定NPO法人ReBitについて
認定NPO法人ReBitは、LGBTQに関する教育や啓発に取り組む団体です。
- 設立:2009年
- 主な実績:学校・行政・企業等でLGBTQやダイバーシティに関する授業・研修を2,300回、33万人に提供。200を超える自治体と連携。
本記事は認定NPO法人ReBitの発表をもとに作成しました。
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