Google AIOとAIモードの引用URL一致率は平均16.4% Faber Company調査
株式会社Faber Companyは、Google AI OverviewsとAIモードにおける引用構造や回答傾向を比較した調査結果をまとめた資料「Google AIO×AIモード 引用構造・回答傾向 比較分析」を公開しました。業界横断の1,700プロンプトを入力して検証したところ、両者が引用するページのURL一致率は平均16.4%にとどまり、約7〜8割が入れ替わっていることが判明しました。また、回答本文におけるブランド言及率やリンクの構造についても大きな違いが見られました。
AIOとAIモードで引用URLの約7〜8割が異なる結果に


同じプロンプトに対してGoogle AI Overviews(以下 AIO)とAIモードが引用したURLを比較したところ、一致率(Jaccard係数)は平均16.4%(中央値14.3%)にとどまりました。引用されるURLの約7〜8割が異なっており、業界別の一致率も14.2〜19.1%の範囲で、業界による差はわずかでした。

主な数値は以下の通りです。


- 引用URL単位の一致率:平均16.4%(中央値14.3%)
- 引用ドメイン単位の一致率:平均24.1%(中央値22.2%)
- AIOが引用したURLのうち、AIモードにも登場した割合:32.7%
- AIモードが引用したURLのうち、AIOにも登場した割合:23.9%
- AIモードの引用にのみ登場したドメイン:4,109(全体の40.7%)
同社は、AIOに引用されているからといってAIモードにも引用されるとは限らず、両者を別のチャネルとして計測する必要があるとしています。
回答の本文中で企業名やサービス名などの固有名詞に触れた割合を示すブランド言及率は、AIOの49.5%に対し、AIモードは79.5%と30ポイントの差がつきました。特に質問文にブランド名を含まない「オープン型」では、AIOの39.5%に対してAIモードは75.6%となり、36.1ポイントの開きが生じました。オープン型においてAIモードだけがブランド名を挙げた回答は39.1%だった一方、AIOだけが挙げた回答は3.2%でした。
質問文にブランド名が入っている「指名型」のブランド言及率は、AIOが84.5%、AIモードが93.7%でした。なお、1,000字あたりのブランド名の数はAIOが2.60、AIモードが2.85と同水準でした。AIモードで言及が多くなる背景として、回答文字数がAIOの535字に対してAIモードは1,075字と約2倍長く、触れるブランドの数が増えるためと考えられています。また、回答が出ない割合はAIOが5.1%、AIモードが1.1%でした。
本文リンク化率は公的機関や国内企業サイトが高い傾向
AIモードの回答には、回答の下部に並ぶ「引用リンク」(1プロンプトあたり10.2件)と、本文中の語句に張られる「本文リンク」(同6.8件)が存在します。本文リンクは引用リンクの中から選ばれており、引用リンクのうち43.6%が本文リンクになっていました。
引用リンクに載ったページが本文リンクになる割合をドメイン別にみると、公的機関(.go.jp/.lg.jp)が114.9%、国内企業(.co.jp)が96.9%、一般ドメイン(.com等)が66.4%となった一方、動画(YouTube等)は24.8%、UGC(ブログ・Q&A等)は22.2%でした。また、本文リンクが張られた語句のうち45.4%は、企業名・サービス名・製品名・制度名などの短い固有名詞(助詞を含まない14字以内)でした。
調査概要と会社概要
本調査「Google AI OverviewとAIモードの引用構造・回答傾向 比較分析」は、株式会社Faber Company ミエルカGEO事業部が2026年8月3日に実施しました。業界横断の1,700プロンプト(ユニーク1,698問)をAIOとAIモードに同時に投入し、プロンプトのキーワードから10業界+横断に自動分類してデータを取得しています。特定企業の露出量を評価するものではなく、個別のブランド名は資料に記載されていません。
株式会社Faber Companyは、東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード:220A)し、東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23Fに拠点を置いています。代表取締役は稲次正樹氏および代表取締役執行役員Founderの古澤暢央氏が務め、ミエルカSEOやミエルカGEOなどのマーケティング支援ツールを提供しています。
本記事は株式会社Faber Companyの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



