プレカル、薬局DXで2.3億円調達
株式会社プレカルは、薬局向けクラウド型レセコンや処方箋入力代行等の薬局DX事業を展開する企業だ。同社は第三者割当増資による2.3億円の資金調達を実施し、資金調達額の累計は約6.3億円となった。
プレカルは、「誰もが長寿を楽しみ天寿を全うできる社会を実現する」というミッションのもと、薬局DXを通して患者の健康に寄与することを目指している。同社には開発、営業、入力の各チームに薬剤師資格や薬局への知見を持つメンバーが多く在籍しており、現場の課題を熟知した上で必要とされるプロダクト開発を行っている。
今回の資金調達では、DGりそなベンチャーズ1号投資事業有限責任組合、株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング、DBJキャピタル株式会社、ユナイテッド株式会社、みずほキャピタル株式会社、個人投資家が新規投資家として参加した。調達資金は、エンジニアと営業の採用強化、および「プレカルレセコン」の認知向上を目的としたマーケティングに重点的に投資される予定だ。
出資者からのコメントでは、薬局業界が抱える情報格差や業務の煩雑さといった課題解決に向けたプレカルの取り組みに対する期待が寄せられている。クラウド型レセコンによる業務効率化や人手不足の解消、薬局DXの推進役としての役割に注目が集まっている。
プレカルは、薬局における基幹システムであるレセコンのクラウド化と新規プロダクトの開発を進めることで、事業拡大を目指している。同社の取り組みが、薬局業界のDX化を加速させ、患者の健康に寄与することが期待される。