bestat、愛知県のビジネスプランコンテストで地域連携賞を受賞
産業用3Dデータ特化のAIスタートアップであるbestat株式会社は、愛知県が主催するビジネスプランコンテスト「AICHI NEXT UNICORN LEAGUE」シーズン8において地域連携賞を受賞した。同コンテストは愛知県が次世代のユニコーン創出を目指して開催しているもので、株式会社eiiconが運営を担当している。bestatは製造現場における3Dデータの活用やフィジカルAIを見据えた構想を発表した。
AICHI NEXT UNICORN LEAGUEシーズン8の概要
愛知県は「Aichi-Startup戦略」(2018年10月策定、2026年3月改訂)に基づき、スタートアップ支援拠点「STATION Ai」を核として地域の産業とスタートアップが交わるエコシステムづくりを進めている。その一環として開催されている「AICHI NEXT UNICORN LEAGUE」は、愛知から世界をリードする次世代のユニコーン創出を目指すビジネスプランコンテストである。
シーズン8は「ディープテック×グローバル」をテーマに設定し、大阪府の協力のもと「Global Startup EXPO 2026」と連携して10月5日に最終審査会が開催された。コンテストの詳細は公式ページ(https://aichi.eiicon.net/aichi-n-unicorn2026/)でも公開されている。
製造現場の課題解決とフィジカルAI構想
工場やインフラなど大型設備を抱える現場では、設備更新時の干渉確認や搬入経路の検討において熟練者の経験と勘に依存してきた側面がある。熟練者の引退が進む中で3Dシミュレーションの需要が高まる一方、データの扱いには専門知識が必要とされる課題が存在していた。
bestatは発表において、専門知識がなくても3Dシミュレーション用のデータを手軽に作成できるクラウドサービス「3D.Core」を紹介した。さらに、ロボットが現場空間を理解して動くフィジカルAIでの活用を見据え、2D図面を3Dデータに変換する「3D.Core CAD Agent」によって、企業に眠る膨大な図面をロボット情報資産へと変えていく構想を提示した。今後は、ものづくり企業が集積する愛知県をはじめとするエリアを中心に実装を拡大するとしている。
代表取締役の松田 尚子は、製造業における3D活用やフィジカルAIの未来への期待の表れと受け止めているとした上で、3Dデータの力で課題解決の取り組みを加速させられるよう伴走していく考えを示した。

3Dデータ活用プラットフォーム3D.Coreの特徴
東京大学松尾研究室発のbestatが開発する「3D.Core」(https://bestat-data.com/3dcore)は、産業向けの3Dデータ活用プラットフォームである。画像、動画、点群、360度動画など現実空間で取得される多様なデータを高精度に3D化し、取得、生成、処理、活用までを一気通貫で支援する。
主に製造業やインフラ分野で導入されており、デジタルツイン構築、生産技術、設備保全・点検、レイアウト検討などの業務で活用されている。現場で取得したリアルな情報をデジタル上で扱える3Dデータへと変換し、日常業務の中でリアルとデジタルをつなぐ役割を担っている。
bestat株式会社の概要
bestat株式会社は2018年に設立された企業で、産業向け3Dデータプラットフォームの開発などを手掛けている。

- 会社名:bestat株式会社
- 代表:代表取締役 松田 尚子
- 設立:2018年
- 所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル 507
- 事業内容:
- 3Dデータの取得・生成・処理・活用プラットフォーム「3D.Core」シリーズの提供
- 3Dデータ処理API提供
- デジタルツイン、フィジカルAI環境構築
- 3Dデータ・3D CAD活用にまつわる業務のAIエージェント開発
- URL:https://bestat-data.com
本記事はbestat株式会社の発表をもとに作成。
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