結婚3年目以降は親族の悩みや自己決定感が満足度に影響か ナレソメ総研調査
結婚相談所「ナレソメ予備校」を運営する株式会社ナレソメの「ナレソメ総研」は、既婚男女399名を対象に実施した「既婚者対象:結婚生活に関する調査2026」の結果を公開しました。調査では結婚1〜2年目の初期と3〜9年目の中期を比較し、生活上の悩みや個人の意識と満足度・幸福度との関連性を分析しています。その結果、婚姻期間の経過に伴い、生活上の悩みや個人の状態が満足度や幸福度に及ぼす結びつき方が変化する傾向が示されました。

結婚中期における女性の親族の悩みと満足度の相関
女性の回答において、「親族」に関する悩みの平均値は初期が2.17、中期が2.12と大きな変化は見られませんでした。しかし、満足度との関連性を示す相関係数では、初期に夫婦関係満足度が-0.07、家庭生活満足度が-0.05とほとんど関連がなかったのに対し、中期には夫婦関係満足度が-0.43、家庭生活満足度が-0.50へと相関が強まりました。


この結果について同総研は、婚姻期間が長くなるにつれて親族との付き合いや家族をめぐる意思決定など、夫婦を取り巻く関係性が広がることが背景の1つとして考えられるとしています。


男女共通で満足度・幸福度との関連が強まる3つの指標


結婚中期において、男女ともに「夫婦関係満足度」「家庭生活満足度」「幸福度」との関連が強まる傾向が見られた要素として、以下の3つの指標が挙げられています。

- 自己決定感(自分の意思で行動や選択を決められているという感覚)
女性では夫婦関係満足度との相関が初期の0.18から中期の0.42へ、幸福度との相関が0.45から0.60へと上昇しました。男性では中期における各満足度・幸福度との相関係数が0.70〜0.74となっています。
- 家庭居場所感(家庭内で気を遣わずにくつろげる場所があるかという心理的安全性)
女性では幸福度との相関係数が0.38から0.67へ上昇しました。男性では中期において、すべての満足度・幸福度と0.71〜0.78の相関を示しました。
- 趣味・友人関係満足度(家庭や仕事とは別に楽しめるコミュニティや時間を持っているか)
女性では中期に夫婦関係満足度・家庭生活満足度との相関が0.43〜0.49となりました。男性では初期の0.26〜0.38から、中期には家庭生活満足度が0.77、幸福度が0.59、夫婦関係満足度が0.57へと上昇しました。
なお、婚姻中期の男性についてはサンプル数が32名と少ないため、相関が高く現れた可能性があると注記されています。
恋愛心理学者による分析
恋愛心理学者の山崎敬太氏は、結婚初期と中期の違いについて育児などを挙げ、共働きが増加する中で結婚中期には育児等を通じて親族との関わりが生活に入りやすくなり、その悩みが夫婦や家庭に影響を与えやすくなることが満足度との結びつきに表れたのではないかと分析しています。
調査の概要
- 調査名称:既婚者対象:結婚生活に関する調査2026
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 調査期間:2026年7月2日(木)〜7月8日(水)
- 調査対象:既婚の男女
- 回収サンプル数:399名(男性113名・女性286名)※結婚10年以上の男性11名・女性47名を含む
- 調査主体:ナレソメ総研(株式会社ナレソメ)
本記事は株式会社ナレソメの発表をもとに作成しました。
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