Dellows News

社内システムのAI活用は約7割が運用中、選定や品質管理に課題も ワンズマインド調査

東京都新宿区に拠点を置き、代表取締役を尾池 徹哉が務める株式会社ワンズマインドは、企業のIT・DX推進担当者や社内システムの導入・運用・意思決定に携わる会社員1,006人を対象とした「AIによる社内システム開発の実態と限界」に関する調査結果を発表した。社内システムへのAI活用はすでに実用フェーズへ進みつつある一方で、開発体制に伴う技術力不足や外部パートナー選定の難しさといった課題が浮き彫りとなっている。

社内システムへのAI導入は約7割が実用化、導入障壁には知見や費用の課題

現在またはAI導入以前の社内システムの課題について尋ねたところ、「IT人材・エンジニア不足(47.7%)」が最多となり、「システムの老朽化・レガシー化(43.5%)」、「開発・運用コストの増大(43.3%)」が続いた。

自社の社内システムにおけるAI活用状況では、「一部の社内システムにAIを組み込み、試験的または部分的に運用している(43.9%)」が最も多く、「すでに複数の社内システムにAIを組み込み、本格的に運用している(23.6%)」、「AI組み込みに向けて、現在開発や具体的な検討を進めている(19.9%)」という結果になった。本格運用と部分運用を合わせた割合は約7割に達している。

一方、社内システムへのAI導入・活用に至っていない理由としては、「AI人材・技術的知見の不足(35.4%)」が最も高く、次いで「予算不足・費用対効果が不明確(33.1%)」、「AIが生成するコードのセキュリティや脆弱性への懸念(25.2%)」が挙げられた。

内製開発では「技術力」、外部委託では「業者選び」が主な課題に

AI導入やシステム開発の体制については、「自社開発もしくは一部外部委託(51.7%)」が過半数を占め、「開発の大半もしくはすべてを外部委託(23.5%)」、「すべて自社で内製(21.6%)」が続いた。

自社(内製)でAI開発・導入を進める上での不満や限界を聞いたところ、「社内の技術力や専門知識が不足している(52.3%)」が最も多く、「AIが生成したコードの品質(バグ・セキュリティ脆弱性など)(40.1%)」、「開発・調整に時間や工数がかかる(38.8%)」となった。

また、一部委託や外部製品を利用してAI開発・導入を進める企業における不満や限界では、「外部業者選びが難しい(46.9%)」が最多で、「業者との認識合わせや要件定義が難しい(45.2%)」、「開発・運用費用が高い(38.0%)」が続いている。

導入手段の比較検討ではセキュリティや品質管理の精査を求める声

AIを導入する手段や開発方法を決定する際の比較検討について尋ねると、「非常に十分であった(18.4%)」、「ある程度十分であった(50.2%)」、「あまり十分ではなかった(28.3%)」、「 全く十分ではなかった(3.1%)」という回答状況となった。

さらに比較・検討すべきだったと感じる点としては、「セキュリティ体制や品質管理方法(54.0%)」が最も多く、「開発にかかる初期費用・運用コスト(44.9%)」、「不具合発生時のサポート範囲や責任の所在(39.9%)」が上位を占めた。

今後、AI導入や外部委託を検討する際に複数社を効率的に比較できるメリットとしては、「自社の要件や予算に最もマッチする業者が見つかる(54.2%)」が最多となり、「業者の実績や技術力をしっかりと見極められる(39.3%)」、「見積もりや提案内容を比較し、適正価格で発注できる(39.1%)」が続いている。

外部業者へ依頼・相談する際の選定方法については、「信頼できるマッチングサービスで複数社を紹介してほしい(39.9%)」が最も多く、「複数社の提案・見積もりを一括比較したい(22.9%)」、「既存の取引先1社に依頼したい(16.6%)」という順となった。

調査概要

  • 調査名称:「AIによる社内システム開発の実態と限界」に関する調査
  • 調査期間:2026年9月16日(水)〜2026年9月17日(木)
  • 調査方法:PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
  • 調査人数:1,006人
  • 調査対象:調査回答時に企業のIT・DX推進担当者、または社内システムの導入・運用・意思決定に携わる会社員と回答したモニター
  • 調査元:株式会社ワンズマインド(https://www.onesmind.co.jp/)
  • モニター提供元:サクリサ

本記事は株式会社ワンズマインドの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間