ジャスミー、業務管理システムで社内キャリア情報を個人が持ち運べる仕組みを実現
ジャスミー株式会社は、2026年10月6日に提供を開始した保険代理店向けクラウド型業務情報管理システム「Jasmy Skill Management」において、ブロックチェーン技術を用いた個人情報管理基盤「Jasmy Personal Data Locker(パーソナルデータロッカー、以下「PDL」)」を採用しました。
PDLを企業内の役職員一人ひとりの認証や情報管理に適用したのは今回が初めてとなります。これにより、企業の中で蓄積されたキャリア情報を、本人がその企業を離れた後も自身のデータとして引き継ぎ、活用できる仕組みが整えられました。
開発の背景と人材情報管理における課題
企業の管理するキャリア情報は社内システム内のみで扱われることが多く、従業員が転職などで離職した際には在籍中の記録が手元に残らない状況がありました。そのため、転職時に自身のキャリア情報を記憶や資料から再整理する必要があるほか、受け入れ側の企業にとっても申告内容の確認が難しいという課題が存在していました。
特に生命保険や損害保険を扱う保険代理店の営業担当者にとって、業務経験に基づくキャリア情報は重要です。ジャスミー株式会社は、こうした情報を本人が持ち運べるデータへと移行させるため、PDLを企業内の人材情報管理へ応用しました。
個人情報管理基盤「PDL」の特長
PDLは、ブロックチェーン技術を用いたオンラインストレージ型の個人情報管理・利用システムです。企業ではなく個人がデータを管理し、本人の意思に基づいて提供先を選択できる仕組みを備えています。
- データの安全な保管と管理
- 本人が許可したデータのみを他社へ提供
- 提供データの利用履歴追跡による、意図しない利用の監視
- ブロックチェーンによる変更履歴やアクセス記録の保護と改ざん防止
システムの機能として、国際標準の認証方式(OpenID Connect)や2段階認証、マイナンバーカードによる本人確認に対応しています。さらに、データの暗号化や個人を特定できない形での情報提供に関する特許(特許第7313642号、特許第7250288号)を保有しています。
本システムでは、在籍時は企業ドメインのメールアドレスをログインIDとして使用し、退職時には個人のメールアドレスへIDを切り替えることで、同一のアカウント情報を本人のものとして引き継ぎます。
持ち出せる情報は本人に属しPDL内に蓄積されたデータに限定されるため、企業固有の機密情報を保護しながら個人のキャリア情報の持ち運びが可能となります。また、ブロックチェーンに変更履歴が記録されることで改ざんが困難となり、転職先などの受け入れ側企業にとっても提示された情報の信頼性を確認しやすくなります。
現在は保険代理店間での転職などでの利用が想定されていますが、同社は人材の流動化が進む社会情勢を見据え、自らの経験やスキルを信頼できる形で持ち運べる基盤として、今後もPDLの利用シーン拡大を目指すとしています。
- 所在地:東京都港区
- 代表者:佐藤 一雅
- 関連URL:https://skill.jasmy.co.jp
本記事はジャスミー株式会社の発表をもとに作成されています。
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