グローバル・ブレイン、モビリティデータ活用のEssenへ追加出資を実行
グローバル・ブレイン株式会社は、運営するTAKANAWA GATEWAY地球益投資事業有限責任組合(高輪地球益ファンド)を通じて、株式会社Essenへリードインベスターとして追加出資を実行した。Essenは、タクシーや配送車などの移動データを活用したモビリティデータプラットフォームを提供し、広告配信やインフラ調査サービスなどを展開している。グローバル・ブレインは同社の解析技術や実行力を評価し、事業拡大を支援するとしている。
神奈川県川崎市に本社を置くEssenは、「移動に価値を」をテーマに、地域を走る車両の移動データを活用したモビリティデータプラットフォームを提供している。データの統合や分析により、広告効果の可視化やマーケティングの高度化、人流分析、インフラ調査など多様な領域での価値創出を目指している。
現在同社は、ルーフトップサイネージを搭載した車両による広告配信を群馬・福岡から開始しているほか、車載用赤外線センサーとAI解析を活用した水道管の漏水調査技術の開発・実証を進めている。漏水調査では複数の自治体との実証実験を通じて漏水リスク箇所の抽出技術を検証中であり、今後はサイネージを用いた情報発信とデータ収集を同一ネットワーク上で統合し、持続的な事業基盤の構築を進める計画だ。
TAKANAWA GATEWAY CITYでの実証プロジェクト
Essenは、2025年に開催されたビジネス創造イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA 2025」のピッチコンテスト「TAKANAWA PITCH」でファイナリストに選出された。
その後もTAKANAWA GATEWAY CITYにおいて、人流分析や来街者属性分析、モビリティ広告の効果測定など、複数の実証プロジェクトを推進している。
出資の背景と今後の展開
グローバル・ブレインは、Essenの多様なデータに対応可能なデータ解析技術や事業展開の可能性、開発から実装までを迅速に推進するチームの実行力を評価して今回の出資を決定した。東日本旅客鉄道株式会社をはじめとする高輪地球益ファンドのLP企業が持つアセットやネットワークを活用し、Essenの事業拡大を支援していく方針を示している。
なお、グローバル・ブレインは2024年5月にも新韓-GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合を通じて同社への出資実行を発表している。
各社およびファンドの概要
株式会社Essen
- 所在地:神奈川県川崎市
- 代表者:橘 健吾
- 設立日:2021年8月
- 事業内容:地域のモビリティを活用した広告配信・インフラ調査サービスの開発・運営
- URL:https://corp.essen-japan.com/
TAKANAWA GATEWAY地球益投資事業有限責任組合(高輪地球益ファンド)
- 無限責任組合員:グローバル・ブレイン株式会社
- 運用総額:約100億円
- 運用期間:10年間
- 投資領域:国内外の環境、モビリティ(ロボット)、ヘルスケアの各領域
グローバル・ブレイン株式会社
- 所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
- 代表者:代表取締役社長 百合本 安彦
- 設立日:1998年1月
- 事業内容:ベンチャーキャピタル事業
- URL:https://globalbrains.com
本記事はグローバル・ブレイン株式会社の発表をもとに作成。
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