都内書店でブルーロックスタンプラリー開催
東京都書店商業組合は、街の本屋を応援する「いいコトあるよね、本屋さん」キャンペーンを2024年11月11日より開始する。近年、電子書籍の台頭や書籍のネット購入率の増加などにより、全国の本屋の数が激減している。2003年には20,880店舗存在した本屋が、2023年末には8,169店舗と約4割にまで落ち込んでいる。
このキャンペーンでは、本屋に行く習慣やきっかけを失った人々に、本屋に足を運ぶ楽しさを再発見してもらうことを目的としている。第1弾として、人気TVアニメ「ブルーロック」とコラボしたデジタルスタンプラリーを、東京都内の189書店で開催する。
参加者は、店頭に掲示されたイベント告知ポスターの二次元コードを専用WEBアプリで読み込むことでスタンプを集められる。集めたスタンプ数に応じて、ARキャラクターや限定の特典(スタンプ5個獲得でデジタルフォトフレーム、10個獲得で記念フォトフレームカード)を楽しむことができる。
東京都書店商業組合のプロジェクト特別委員会の田中委員長は、「電子コミックの普及、人件費の上昇、電子マネーの利用促進による手数料負担の増加など、元々厳しかった書店の経営は一層厳しさを増しています。書店の閉店も相次ぎ、本好きの皆様が行き場を失う事態となっております。こうした状況に抗い、書店に足を運ぶ機会を生み出すために、今回のイベントを企画しました」とコメントしている。
東京都書店商業組合は、東京都にある中小書店が中心となって組織されており、街の本屋が生き残っていくために、読書推進・増売運動・共同購買・取引条件改善等に取り組んでいる。
©金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会