先進モビリティ 八王子市で自動運転バスのレベル2実証運行を開始
先進モビリティ株式会社は、東京都八王子市における自動運転バスの実証運行に自動運転システムベンダーとして参画し、2026年10月3日(土)よりレベル2での実証運行を開始した。運行ルートはJR八王子駅南口〜桑都の杜を結ぶ区間で、2027年1月より東京工科大学まで延伸される予定となっている。本プロジェクトは国土交通省「自動運転社会実装推進事業」の一環として実施されている。
運行の背景と新ルートの開設
八王子市では運転手不足により路線バスの減便が続いており、2024年度は1日あたり約330便減となるなど、高齢者などの移動手段の確保が課題となっている。本プロジェクトでは、既存路線を1時間あたり2便補完する新ルートを設け、2026年10月にオープンした複合施設「桑都の杜」へのアクセスや通学・通勤需要に対応する。
先進モビリティの技術的特徴と安全対策
先進モビリティは、多くの実証運行で培ったLiDAR・カメラ・GNSS・磁気マーカーなどのセンシングと、AIによる認識・判断、車両制御の高度な統合により安全性と信頼性を確保する。また、既存の車両を自動運転化する「レトロフィット方式」によりベース車両を調整し、冗長性を備えたバイワイヤ化を施して車両とシステムを連動させる。
安全対策として、外部通信の制限や制御系と情報系のネットワーク分離を行うほか、専用の遠隔監視システムや路車協調インフラと連携する。さらに、東京工科大学との共同研究において、スーパーコンピューター「青嵐(SEIRAN)」を活用した高度解析と、自動運転特化型AIの構築を目指す。
実証運行の概要
実証運行の概要は以下の通り。乗車方法や試乗会などの詳細は八王子市から発表されている。
- 運行期間:2026年10月3日(土)~12月25日(金)(木曜~日曜・祝日、1時間あたり1〜2便)
- 運賃:無料
- 運行区間:JR八王子駅南口〜桑都の杜(2027年1月より〜JR片倉駅〜東京工科大学まで延伸予定)
- 車両:日野ポンチョ(ショートタイプ)、レベル2(運転者同乗)
2028年度の無人営業運行に向けた展望
今後は東京工科大学との共同研究によるスーパーコンピューター「青嵐」を活用したAIアルゴリズムの高度化を進め、2027年度の全区間レベル4実装を目指す方針だ。先進モビリティは道路運送車両法に基づく「走行環境条件付与」の申請主体を担い、2027年12月の取得を予定している。
翌2028年度には特定自動運行許可(2028年5月予定)を得て、運転者が乗車しない営業運行へ移行する計画で、その後は事業で確立したノウハウを市内の他路線へ展開していくとしている。
先進モビリティ株式会社の概要
- 設立:2014年
- 本社所在地:茨城県つくば市
- 代表者:代表取締役社長 瀬川雅也
- 事業内容:大型車両(バス・トラック等)向け自動運転システムの開発・製造・販売、自動運転技術に関する実証実験の実施
- URL:https://www.as-mobi.com
本記事は先進モビリティ株式会社の発表をもとに作成されています。
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