ロレアル、L’AcceleratOR第2期生に世界8カ国の13社を選出
ロレアルグループは現地時間2026年9月17日、旗艦サステナビリティ・イノベーションプログラム「L’AcceleratOR」の第2期生として、世界8カ国から選抜された13社を発表しました。1億ユーロ規模の資金を有する同プログラムは、気候、自然、サーキュラリティ(循環性)における課題解決に向け、持続可能な未来のソリューションを発掘、試行(パイロット)、スケールアップすることを目的としています。第2回を迎えた今回は対象地域が拡大されたほか、初めて水関連テクノロジー分野が選出されるなど、取り組む課題の領域も広がりました。
選出された4分野・13社のパートナー企業
選ばれた13社は、素材、原料、プロセス、データの各領域で技術開発を進めています。
次世代パッケージング&マテリアル
- Arda Biomaterials(英国): プレミアム素材向けに植物由来の代替レザーを開発
- Bormioli Luigi(イタリア): 超軽量かつ高い耐久性を兼ね備えたガラスパッケージを刷新
- Auressens(フランス): パッケージ向けに、金属不使用でリサイクル可能な反射性顔料を開発
- Newlight Technologies, Inc.(米国): メタンガスをパッケージ素材へと転換
革新的原料・処方
- Bioweg(ドイツ): 精密発酵技術の力を活用し、新たな原材料を開発
- Envision Energy(中国): 再生可能エネルギーを活用し、ヘアカラー剤向けのグリーンアンモニアを開発
先端産業プロセス
- Without(インド): リサイクルが困難な軟包装(フレキシブルパッケージ)のリサイクル技術
- HCpect(中国): 新しいケミカルリサイクル技術を活用したプラスチック廃棄物処理
- MacroCycle(米国): 低炭素ソリューションによるポリエチレンテレフタレート(PET)のリサイクル
- Nexus(インド): 循環型テクノロジーを活用し、農業廃棄物からバッテリーを製造
- Upheat Solutions Oy(フィンランド): 革新的な産業用ヒートポンプによるエネルギー効率の向上
- Laminar(米国): インテリジェントなセンサー技術により産業用水の管理を高度化し、全体的な使用量を削減
データインテリジェンス
- Waterplan(米国): AIネイティブプラットフォームを通じ、水および生物多様性に関するリスクに対処し、地域に根ざしたアクションを推進
選出された13社は、ケンブリッジ・サステナビリティ・リーダーシップ研究所(CISL)のイノベーションチームが主導する、パイロット運用の準備に焦点を当てた集中型のアクセラレーションフェーズに進みます。各社はロレアルのグローバルなリソースを活用し、6〜9カ月間のパイロットプロジェクトを立ち上げるほか、将来的には同グループの国際的な事業展開を通じてソリューションをスケールアップする機会が提供されます。
ロレアルのチーフ・コーポレート・レスポンシビリティ・オフィサーであるエズギ・バルセナス氏は、第2期生について、起業家精神による創意工夫や科学の進歩、ロレアルの影響力を結集させ、イノベーションのスケールアップを支援する意志を体現しているとコメントしています。また、CISLのチーフ・イノベーション・オフィサーであるジェームズ・コール氏は、慎重な選考を経て第2期生を迎えたことへの期待を示しています。
第1期生の軌跡を追うドキュメンタリーシリーズを公開
第2期生の発表に合わせ、第1期生のチェンジメーカー3社の軌跡を追った新しいドキュメンタリーシリーズ『Entering L’AcceleratOR』が公開されました。スタートアップ企業と同社の社内チームが協働し、商業化に向けたソリューションを試行する様子を取り上げており、ロレアルの公式YouTubeチャンネルで配信されています。
進捗状況や次回の公募開始に関する情報は、公式ウェブサイト( https://www.loreal.com/en/commitments-and-responsibilities/for-the-planet/accelerator/ )で案内されています。
本記事はロレアルグループの発表をもとに作成しました。
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