SoLaboのTaxSys事例がGoogle Cloud主催事例アワードでファイナリストに選出
株式会社SoLaboが開発支援を行う税理士向けAI記帳エージェント「TaxSys」の活用事例が、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社主催の「第6回 AI エージェント事例アワード」においてファイナリストに選出された。
今回選出されたのは、ベンチャーサポート税理士法人における実運用事例である。1,700名規模の組織において、高い専門性と正確さが求められる税務の現場でAIによる記帳業務の自動化を実現した点が評価された。
AIが自己評価し「要確認」のみを人が判断する業務フローを構築
ベンチャーサポート税理士法人では、月間約30万枚の証憑と約150万件の仕訳入力を伴う大規模な記帳業務を行っている。同法人では、Google Cloudを基盤として株式会社SoLaboが開発支援するAI記帳エージェント「TaxSys」を導入した。
TaxSysは、領収書、請求書、通帳、クレジットカード明細などの証憑データについて、AIが「理解・抽出」「判断・実行」「自己評価」までを自律的に行う。AIが処理結果を自己評価し、判断が必要な「要確認」箇所だけを税理士やスタッフへ返す業務フローを構築したことで、人は単純な入力作業ではなく、AIから確認を求められた箇所の判断や修正に集中できるようになったとしている。

システム面では、Google WorkspaceとGoogle Cloudを業務基盤とし、Cloud Run、Cloud SQL、Cloud Storage、Gemini Enterpriseなどを活用している。Google ドライブに保存された証憑データを検知し、確定した仕訳を会計ソフトへ連携するまでの一連の処理を自律的に行う仕組みとなっている。
1,700名・14,189社で実運用し月間16,800時間を創出
本事例は実証実験にとどまらず、実際の業務環境で運用されている。2026年8月時点におけるベンチャーサポート税理士法人の実績データに基づく算定値として、以下の成果が公表されている。
- 組織規模:1,700名
- 対象顧客数:14,189社
- 月間処理量:約30万枚の証憑、約150万仕訳
- 1社あたりの処理時間:90分から10分へ短縮(導入前後における同一業務の比較)
- 月間創出時間:16,800時間
- 月間コスト削減効果:1,950万円
証憑整理から仕訳候補の生成、AIによる自己評価、人による最終判断、会計ソフトへの連携までを一気通貫で実現している。
10月29日の「Agentic AI Summit '26 Fall」でピッチに登壇
2026年10月29日に開催される「Agentic AI Summit ’26 Fall」内のピッチコンテストには、ベンチャーサポート税理士法人の最高人事責任者である五味孝文氏と、株式会社SoLabo代表取締役の田原広一氏が共同で登壇し、5分間の事例ピッチを行う。その場で最終審査が実施される予定となっている。
ベンチャーサポート税理士法人の五味孝文氏は「今回の登壇では、AIが税理士やスタッフの仕事を奪うのではなく、単純作業を減らし、人がより価値の高い判断や顧客支援に集中できる可能性をお伝えしたいと考えています」とコメントしている。また、株式会社SoLabo代表取締役の田原広一氏は、今回の成果は大規模な実運用と現場からの継続的な改善点によるものとしたうえで「今回のファイナリスト選出を、税理士業界全体の変革につなげていきます」としている。
関連組織の概要
株式会社SoLabo
- 代表者:代表取締役 田原広一
- 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F
- 公式サイト:https://so-labo.co.jp/
- TaxSys公式サイト:https://tax-group.jp/taxsys/
ベンチャーサポート税理士法人
- 公式サイト:https://vs-group.jp/
本記事は株式会社SoLaboの発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



